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【特集記事】最上広域交流センター「ゆめりあ」|JR新庄駅隣接の情報発信拠点|突如あらわれた「未来創造戦士ユメリオン」とともにご紹介!
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れもん
山形県出身でライターとして活動しています。長く県外で過ごし、結婚を機に地元に戻ってきました。子供の頃は当たり前だと思っていた景色や文化が当たり前ではなかったと気づかされることが多く、山形の魅力をもっとたくさんの方に知ってもらえたらと考えるようになりました。東北全体を盛り上げたいという思いから個人ブログ「東北ゆるさんぽ」(https://yurusampo.com)を運営しています。
JR新庄駅に隣接する最上広域交流センター「ゆめりあ」。
鉄道好き・漫画好きにはたまらない展示スポットがあるほか、話題のニューヒーロー「未来創造戦士 ユメリオン」の登場で注目を集めています!
2023年春にはこだわりスイーツが並ぶカフェもオープンするなど、ますます利用の幅は広がるばかりです♪
そんな「ゆめりあ」の魅力を探っていきましょう!
1.最上広域交流センター「ゆめりあ」とは?
最上広域交流センター「ゆめりあ」は、山形新幹線の新庄延伸に合わせて1999年に整備されたJR新庄駅直結の複合施設です。
田園や自然との融合を大切にしながら発展してきたこの地域のシンボルとして位置づけられ、最上エリア8市町村の情報発信拠点にもなっています。
ゆめりあHPより引用
「ゆめりあ」は新庄・最上地域の魅力が詰まった施設で、1階には観光情報を発信する「もがみ情報案内センター」、お土産品を販売する「もがみ物産館」さらに待ち合わせなどにちょうど良い「花と緑の交流広場」、子どもや鉄道ファンに人気の「ゆめりあ鉄道ギャラリー」などがあり、2階には名だたる漫画家を輩出している新庄・最上ならではの「新庄・最上漫画ミュージアム」などがあります。
今回は下記の10施設について詳しくご紹介します。
【1階 施設】
● JR新庄駅
● インフォメーションホール
● ゆめりあ鉄道ギャラリー
● もがみ情報案内センター
● コワーキングスペース
● ゆめりあ事務室
● もがみ物産館
● 花と緑の交流広場 (カフェ arikA)
ゆめりあHPより引用
【2階 施設】
● 新庄・最上漫画ミュージアム
● ホール・アベージュ
2. JR新庄駅のご紹介
はじめに、ゆめりあ直結のJR新庄駅をご紹介します。
JR新庄駅は1903(明治36)年に開業。
開業以来、新庄・最上地域の交通の要地として重要な役割を果たしてきました。
・めずらしい構造の駅
新庄駅は山形新幹線の終着駅です。
山形新幹線の「つばさ」は在来線である奥羽本線上を走行するミニ新幹線として知られています。
東京駅から乗り換えなしで約3時間半と利便性が高く、首都圏からの観光客も目立ちます。
写真はE3系ですが、2024年春以降はE8系の新たな車両が順次導入される予定です!
在来線は、奥羽本線、陸羽東線、陸羽西線の3路線が新庄駅に乗り入れています。
ところで、この新庄駅、非常に珍しい構造をしている駅なんです。
新庄駅のホームは新幹線を含めて5番線まであるのですが、実は、階段や地下道はありません。
在来線も新幹線も全て1階に乗り場があり、各ホームが同一ホームでつながっているのです。
1番線:山形新幹線・奥羽本線(山形・福島・東京方面)
2番線:山形新幹線・奥羽本線(山形・福島・東京方面)
3番線:陸羽西線(古口・余目・酒田方面) 奥羽本線(真室川・湯沢・横手・大曲・秋田方面)
4番線:奥羽本線(真室川・湯沢・横手・秋田方面)
5番線:陸羽東線(鳴子温泉・古川方面)(真室川・湯沢・横手・秋田方面)
そのため、新幹線駅からの在来線への乗り換えも、階段を使わずにできてしまいます。
また、ミニ新幹線のつばさの軌間(レールとレールの幅)は直通運転をする東北新幹線と同じ(1,435mm)であり、この路線を通る奥羽本線(福島 − 新庄間)も新幹線と同じレールを使用しています。
そのため、通常(1,067mm)の軌間となっている他の在来線とは直通ができない仕様になっています。
まずは、1番線と2番線、新幹線と奥羽本線山形線(福島駅 − 新庄駅間)の線路をご覧ください。
レール幅が広く、ミニ新幹線が走行可能なサイズになっています。
ここで線路がいったん途切れるのが分かりますね。
続いて180度くるっと反対に振り向くと・・・
3番線と4番線、陸羽西線(古口・余目・酒田方面)、奥羽本線(真室川・湯沢・大曲・横手・秋田方面)の線路があります。
写真だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、先ほどの写真と比べてレールの幅が狭いのがお分かりでしょうか。
これは新庄駅ならではの光景 ♪
その他にも駅の敷地内には、開業と同時に建てられた「赤れんが機関庫」や「転車台」など歴史的にも貴重な鉄道施設が残っています。
・みどりの窓口
改札前にはみどりの窓口があります。
・待合室
みどりの窓口の隣には待合室があり、イスやロッカーの他 、急な打合せや仕事などが入った際に15分単位で利用できる「STATION BOOTH」と呼ばれる個室型シェアオフィスまであります。
デスクをはじめ、電源やモニターなども完備されているのは嬉しいですよね♪
・コンビニ
待合室の奥にはNewDaysがあり、山形土産の他、人気駅弁「米沢名物 牛肉どまん中」が販売されています!
新庄駅にいながらあの美味しさが堪能できるのは嬉しい限りです♪
3. 「ゆめりあ」をまるっとご紹介!
ここからは「ゆめりあ」をご紹介していきます ♪
・インフォメーションギャラリー
改札前の広場には、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された「新庄まつり」の山車(やたい)が展示されています。
豪華絢爛な山車に思わず見入ってしまう方も少なくありません。
新庄まつりは、江戸時代中期の1756(宝暦6)年から260年以上続くお祭りで、当時新庄藩が未曾有の大飢饉に見舞われたことを発端に、民衆を活気づけるため天満宮の祭礼を行ったことに由来すると言われています。
毎年8月24日~26日の3日間開催され、市民手作りの煌びやかな約20台の山車が新庄市内を練り歩きます。
2019年には県内外から56万人の観光客が訪れるなど、ユネスコ登録後さらに注目度が高まっています。
・ゆめりあ鉄道ギャラリー
次にご紹介するのはもがみ体験館にある「鉄道ギャラリー」。
“鉄道のまち”として栄えていた当時の写真やグッズ、ジオラマなどが数多く展示されています。
見学料は無料。年中無休で9:00~18:00まで開館しているそうです。
さっそく入ってみましょう!
まず目に飛び込んできたのはこのSL模型。
正式には「D51形蒸気機関車」と呼ばれ「デゴイチ」の愛称で親しまれています。
こちらの模型は、福島県郡山市で製造され長年活躍した車両を1/5スケールで再現したものだそう。
煙突や動輪のほか細部まで忠実に再現されており、模型とはいえ存在感があります。
こちらには国鉄時代のレトロな行先板やヘッドマークなどが展示されています。
実はこの新庄エリアには国鉄OBの方が多く住んでいて、その方々から譲っていただいたものなのだそう。
そのため、この写真以外にも数多くの貴重な展示品を見ることができます。
こちらは新庄神室産業高校の生徒20人で制作した鉄道ジオラマ。
新庄市をはじめ最上町や戸沢村のジオラマも見ることができます。
それぞれの地域の魅力がぎゅっと凝縮されていて、見ごたえがありますよ♪
新庄まつりの山車もこんなに精巧に作られていてビックリ!!
しばらく見入ってしまいました。
こちらは、現存する日本最古の駅舎として知られる滋賀県長浜市から譲り受けたというNゲージ鉄道模型ジオラマセット。
先ほどのジオラマに続いてこちらも細やかに制作されていますよね!
ボタンを押すと電車が動いて、5つの路線を走行する様子が楽しめます。
なんだか昔懐かしい雰囲気が漂っていますねぇ。
こちらは庄内町の旧狩川駅にあった切符売り場を移転し「ゆめりあ鉄道」としてリニューアルしたもの。
乗車券に日付を印字するダッチングマシンや黒電話など、昭和レトロが感じられる懐かしい品々が置いてありました。
駅員帽などの貸し出しもしているので「駅員さん」になりきって撮影できちゃいます。
そして、こちらは「猿羽根山 0系新幹線 ゆめりあ号」。
新庄市のお隣の舟形町にあった猿羽根山遊園地(昭和48年~63年)で実際に稼働していたもので、駆動方式などを改良し30年ぶりに復活を遂げました。
ミュージアム内にレールが広がっており、ご家族でお楽しみいただけます。
<定期運行>
毎月第1・3日曜日
10:00~13:00
※ 状況により終了時間の変動あり
<乗車体験料>
・子ども 100円
・おとな 200円
・3歳以下 無料
*ご家族と一緒であれば乗車可能
・未来創造戦士ユメリオン
ここで突然ユメリオンに遭遇!!
どうやらこの周辺をパトロール中だったようで声をかけてくれました★
ご親切に「ゆめりあ」を案内していただけるとのことで、ここからはユメリオンと一緒にご紹介していきたいと思います♪
その前にユメリオンっていったい誰?という方にちょっとご紹介!!
人間を「悪い子怪人・イグナス」にしようと悪だくむダズーン帝国の魔人「ヤンダヤーン」を倒すために現れた未来創造戦士。
最上エリア8市町村を意味する8つの光が源で、一人の男「最上メグル」にその魂が宿ったと言われています。
子どもたちに元気と勇気を与えるべく様々なイベントに登場しているほか、ゆめりあや最上地域の魅力発信のため日々飛び回っています!
・もがみ情報案内センター
では、さっそく案内してもらいましょう!
まずはじめは「もがみ情報案内センター」。
新庄最上エリアの観光・イベント情報の総合案内所。
年中無休で9:00~18:00まで利用できます。
常駐スタッフが最上地域各所の魅力やアクセスについてご案内しているほか、有料でレンタサイクルや車椅子の貸し出しもおこなっています。
8市町村のパンフレットやイベントチラシも豊富にそろっているので、観光情報が知りたい時は気軽に足を運んでみてください!
◆レンタサイクル
<利用時間>
9:00~17:00 (受付は16:00まで)
<料金>
1回300円 (貸出日を超えての利用は不可)
※子供用もあります
※中学生以下は保護者・引率者の同伴が必要です
※天候によっては貸出中止の場合があります
・コワーキングスペース
ゆめりあ1Fにはコワーキングスペースが設けられています。
1時間100円で、最大2時間まで利用可能です。
FreeWi-Fiのほか、電源、モニターなども完備されており、作業や打合せ場所として活用できます。
目の前には中庭が広がり、木々の緑や飛び交う鳥たちを眺めながらリラックスして取り組める空間となっています。
ユメリオン:「私もよくここを使わせてもらっているよ。もがみの未来についてじっくり考えたいときにベストな場所なんだ。」
・ゆめりあ事務室
ゆめりあ事務室では、ゆめりあ内の「ホール・アベージュ」、「ゆめりあ会議室」、「花と緑の交流広場」、「ストリートギャラリー」などの施設レンタルや「電動キックボード」のレンタルを行っています。
イベントの開催やセミナーなどさまざまな用途に使用できるので、ぜひ何かやりたいと思う方は申し込んでみてください。
そして、特にオススメしたいのが市内散策や観光地巡りの際に利用できる「電動キックボード」のレンタル。
1時間1,000円からなので、サクッと気軽に利用できちゃいます。
ヘルメット無料貸し出しなので安心して乗れますよ♪
ご利用の方はゆめりあ公式HPをチェックしてみて下さいね。
・もがみ物産館
最上地域の特産品がなんでもそろう「もがみ物産館」。
8市町村のおみやげが網羅されています。
8:30~18:30まで年中無休で営業しています。
山菜、地酒、郷土菓子、伝統工芸品などのほか、高い人気を誇るご当地ラーメンなども販売しています。
地元食材を使ったお弁当や地元人気店のパンも買えますよ!
・「カフェ arikA」 花と緑の交流広場
歩き回ったので、この辺でちょっと休憩しましょう。
2023年春に花と緑の交流広場にOPENした「arikA (ありか)」。
花と緑の交流広場は、待ち合わせ場所として利用できるほか、イベント会場として多くの人でにぎわうところです。
その一角にある踊り場の下のスペースを有効活用してつくられたお店で、店名はお客様一人ひとりにとってのくつろぎの“ありか”になることを願いつけられたのだそう。
ミニカフェとして誰でも気軽に立ち寄ることができ、駅改札から徒歩1分なので電車待ちの方も安心して利用できます。
笑顔が素敵な店長の安食さんにご紹介いただきました★
店頭にはプリンやスコーンなどのこだわりスイーツが並びます。
新商品や季節の限定商品なども定期的に販売されるそうです。
● おこめスコーン
「つや姫」の米粉が使用されたスコーン。
濃厚な味わいと米粉ならではのしっとりとした食感がたまりません!
プレーン、チョコチップ、メープル、ガトーショコラなどから選べます(230円~)。
安食店長いわく、一番人気はメープル味なのだとか♪
レジ横にはオーブンがあり自由に使うことができます。
そのままでも十分美味しいスコーンですが、1分半ほど加熱するとまた違った美味しさに変化するみたい!
ということで、メープル味のスコーンをオーブンで温めてみました。
いただいてみると表面は程よいサクッと感に変化し、中は一層しっとり感がUP!
メープルもいい感じに溶けてくれて、とっても美味しかったです♡
クセになる味わいでした!
● 食べられるフルーツティー
「TeaEAT」というドライフルーツのお茶で、ピーチやパイナップルなど5種類から選ぶことができます。
サンプルをかがせていただきましたが、どれも完熟フルーツの豊潤な香りでどれにしようか迷います。
「食べられるフルーツティー」ということでどんな食感なのかも気になるところ。
悩んだ結果、今回は「シャルドネスイート」をチョイス!
カウンターでポットとグラスを受け取り、自分でお湯を注ぐスタイル。
少し経つとドライフルーツからいい香りが立ち込めてきました。
カラフルな色合いも素敵☆
この日は暑かったのでアイスにしてみました。
マスカットのスイートな味わいと清涼感を同時に感じられる一杯。
スプーンでドライフルーツを食べてみると、もちっとした独特の食感が楽しめ、マスカットをそのままいただいているようなみずみずしさもありました。
【TeaEAT(ティート)】
1袋 10g:260円
お召し上がり HOT 360円 / ICE 400円
● ユメリオンぷりん
ユメリオンをイメージしたプリン (400円)で、カラメル部分の澄んだブルーが印象的。
この色は「バタフライピー」という青い花由来のソースなのだそう。
他にもチョコ味や黒ごま味の「ヤンダヤーンぷりん 」(390円)、最上エリアで人気上昇中の「新庄KURAぷりん」 (360円)などバラエティ豊かなラインナップとなっています。
チョコやプレーンなど3つの味が一つになったユメリオンセット(1,500円)には、ユメリオンカードがついていますよ!
カフェ付近には新庄市にゆかりのある漫画家さんたちの単行本などが置いてあり、自由に手に取ることができます。
漫画を読みながらのんびりカフェタイムが楽しめるなんて贅沢♡
新庄の魅力に身も心もどっぷり浸かれそうですね♪
- ◇営業日・営業時間
- 日曜日 11:30~16:30
- 月曜日 11:30~16:30
- 火曜日 11:30~16:30
- 水曜日 定休日
- 木曜日 定休日
- 金曜日 定休日
- 土曜日 11:30~16:30
- (祝日も営業)
◇支払方法
現金払いのみ
・レストラン「ちぇれんこ」 & ピザ テン.フォー
花と緑の交流広場の近くには、「ちぇれんこ」というレストランとファストフード店の「ピザ テン. フォー」もあります。
最上地域8市町村の食材を使った郷土料理レストランである「ちぇれんこ」では、鮭川きのこラーメンや新庄味噌ラーメン、牛芋煮ラーメン(秋限定)等、地元ならではの味を堪能することができ、店名は新庄まつりで山車を引く際のかけ声「チェレンコヤッサー」からきています。
また、「ピザ テン. フォー」では焼き立てのピザをテイクアウトできるほか、近場であれば配達もしてくれるので便利です。
・かむてん神社
改札口の横から階段を上ったゆめりあ2Fに「かむてん神社」があります。
その名の通り“かむてん”が祀られているそう。
「かむてん」とはこの地域で言い伝えられる天狗のことで、新庄市北東の神室山に住んでいるという伝説があったことから市のマスコットとして使用されており、キャラクターデザインは冨樫先生が手掛けています。
・モンテディオ山形 パブリックビューイング
実はゆめりあでは、モンテディオ山形アウェーゲーム全試合のパブリックビューイングを行っています。
かつて映画館として使われていたシアターホール内で開催しており、迫力満点の大画面で試合観戦できるほか、仲間と一緒に試合会場さながらの盛り上がりを見せているそうです!
試合がない日も常時モンテディオカラーに染まり、選手紹介の写真も展示されているなどモンテ熱が感じられるゾーンになっています。
ユメリオン:「入場料無料で先着100人までなら誰でも参加できるぞ!君も一緒にモンテディオ山形を応援してみないかい!?」
4.ユメリオンからのメッセージ
最後に、ユメリオンからVISIT YAMAGATAをご覧のみなさんへメッセージをいただきました。
「ゆめりあ」は情報発信拠点としてはもちろん、カフェでのんびりくつろいだり、歴史に触れてみたり、サッカー応援してみたりと、いろんな楽しみ方ができるとっておきの場所なんだ。
ここに来れば君もきっと新しい発見があるはず!いつでも「ゆめりあ」で待ってるぜ★
心に夢を、地域に灯 (あかり)を。明日への一歩が未来を創造する。
ドリームオン!いがった!ユメリオン!
詳細情報
-
最上広域交流センター ゆめりあ
山形県新庄市多門町1-2
0233-28-88880233-28-8888
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