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【特集記事】酒田駅前交流拠点施設ミライニ|ヒト・モノ・コトがつながる交流施設

ほりえ

ほりえ

庄内生まれの管理栄養士ライターです。もともと自然が好きで、さくらんぼや芋煮以外にも、Uターンして感じた山形の魅力、話題のスポットからひっそりと隠れた名所まで地元民ならでは情報をピックアップ。おすすめのグルメ情報もお届けします。

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2022(令和4)年7月にグランドオープンした、酒田駅前交流拠点施設ミライニ。

滞在型の施設を目指した館内には、図書館や観光案内所、イベントにぴったりな広場、バスベイなど、さまざまな機能が備わっています。

今回は、酒田の新しい交流の場となっているミライニの魅力を紹介しながら、その利用の仕方や楽しみ方についてもご紹介します。

ぜひ最後までお楽しみくださいね!

1. ミライニとは?

酒田駅からほど近い場所にある「酒田駅前交流拠点施設ミライニ」は、「学び、成長する場」「交流の場」「情報発信の場」「子育ての場」の4つの方針を掲げた、さまざまな市の施設が集まる複合施設です。

近隣に住む方だけでなく、観光に訪れた方々も気軽に入ることができます。

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「ミライニ」という名前は、酒田から未来に向けて発信し、目線を前にして進むポジティブな気持ちと未来への期待感が由来です。

そんなミライニの基本理念は「知(地)のアリーナ」。

「ヒト・モノ・コトが行き交い、多様なコミュニケーションが創出され、知(地)的好奇心がインスパイアされるみんなの居場所」でありたいといった思いが込められています。

今回はミライニの中でも、大部分を占める中央図書館と観光案内所を中心にご紹介します。

2. 酒田市立中央図書館のココがすごい3選!

初めにご紹介するのが、毎月約2〜3万冊の本が貸出される、酒田市立中央図書館。

ここでは本の貸し出しはもちろん、来館者の方の目的に合わせた過ごし方ができるんです。

今回は図書館の中でも、特にココがすごいと思う3つの特徴をご紹介します。

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① 多目的な利用ができる

館内に約340もの席があるミライニでは、本や雑誌の閲覧はもちろん、学習やパソコン作業、会議、ミーティングなど、来館者のニーズに合わせた多様な使い方ができます。


エンガワラウンジ

こちらは1階のエンガワラウンジ。

明るい日光が燦々と差し込む、まるで縁側のような席に座れば不思議と作業もはかどります。


エンガワラウンジ

こちらは、2階のデッキラウンジ。


デッキラウンジ

長椅子に肘をかけてゆったりとした姿勢で読書が楽しめたり 、飲み物を片手に優雅な時間を過ごしたりすることもできますよ。
(※飲み物はフタ付きのものに限ります)

こちらの席ではスタンドライトとコンセントが設置されており、勉強やパソコンを使った作業におすすめです。


しずかな部屋

また、静かな環境で集中して作業をしたいという方は、「しずかな部屋」の利用もできます。

仕切りのある席や開放感のあるテーブルスペースなど、そのときの気分や用途に合わせて使えるのはうれしいですね!


コミュニティベース

そして、「しずかな部屋」を出て右側に進むと、今度はオフィスのラウンジようなコミュニティベースがあります。

ここでは、勉強の教え合いや仕事のWeb会議など、ビジネスでの利用にも適しています。

隣には自動販売機もあるので、ひと息入れたいときの休憩や気分転換にもぴったり。

また、近くには中高生に人気の漫画、ライトノベルコーナーもありますよ。

さらに、ミライニは児童書コーナーも充実しており、乳児から小学生向けなど、お子様の成長に合わせた本が選べます。

図書館と聞くと、一般的には静かに過ごさなくてはいけないイメージがありますが、ミライニではお子様が大きな声を出してしまっても心配いりません。

各エリアごとの仕切りがなく、オープンな雰囲気になっているため、子どもから大人まで必要以上の気を使わず、のんびりと過ごせるのが魅力なんです。

子どもが本を読むのにちょうどよいテーブルもあります。読書を楽しむきっかけ作りにも!

児童書コーナーにあるこちらのスペースは、その名も「木玉プール」!

さまざまな樹種から作られた木玉は酒田産の木材を使ったもので、ぬくもりのある質感と触り心地もよく、小さなお子様にも人気のスポットです。

こちらは、酒田の山居倉庫をイメージした「とんがりベンチ」。

外からの光が差し込み、全体をほどよく囲まれたベンチは居心地がよく、子どもたちのお気に入りの場所になっています。

気になっている本の試し読みや、選んだ本を一時的に置く場所としてなど、自由な使い方ができます。

また、児童書コーナーの近くには、子ども用のトイレやおむつ交換台、おむつ用ゴミ箱、授乳室、洗面台などが完備されたベビールームがあり、小さいお子様連れの方も安心して利用できます。

さらに、ミルク用のお湯の提供も行っているそうです。

ちょっとした心遣いがうれしいですね。

また、図書館でゆっくりと本を選びたいという親御さんのために、託児のサービス(当日申込・先着順)もあるので、ぜひ活用してみてくださいね。

② 自由度が高い

さて、ミライニにはもう一つ大きな特徴があります。それは館内を自由に利用できるサービス!

なんと図書館にある本や資料は、隣のホテルやレストランへ持っていってもいいんです。

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同じ建物内であっても、エリアの枠を超えて読書を楽しめるのは、とっても珍しいと思いました!

本の返却はチェックアウトの時に、ホテルのカウンターや図書館入口にある返却口に本を返すだけでOK。

宿泊中の方や観光客の方も利用しやすく、もっと気軽にミライニを楽しんでほしい!というおもてなしの心が感じられます。

このように、ミライニでは各エリアの垣根を越えた使い方が楽しめます。

例えば、ホテルで宿泊している方が図書館でゆったりとくつろいだり、レストランで食事を終えた方が館内を自由に観覧したりしてもよし。

また、当日行われているイベントがあれば、そちらに参加して楽しむこともできます。

館内のさまざまな場所に、楽しいイベントの情報が掲載されているので、ぜひ探してみてくださいね!

③ イベントが日々充実している

「交流の場」としての役割もあるミライニでは、平日や週末を含めて、さまざまなイベントが行われています。

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こちらの「おはなしの部屋」では、子ども向けのイベントや本の読み聞かせが行われます。

子どもの好奇心をくすぐるようなワクワクするイベントは、親子で参加しても素敵な思い出になりますよ。

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ちなみに、取材日当日は、「ミライニナイトウォーク」というイベントが行われていました。

館内を1周するとスタンプがたまり、楽しみながら集めたスタンプカードは、抽選会にて図書カードなどのプレゼントに変身!

ウォーキングをきっかけにして「体力づくり」などができるメリットもあり、幅広い世代の方が気軽に参加できるイベントが行われていました。

このような「ちょっとやってみたい!」と思えるイベントが定期的に開催されるため、日々の情報をチェックするのも思わず日課になりそうです。

こちらは月ごとにテーマを決めて行われる本の紹介コーナー。

取材時のテーマは「嚥下食」でした!

新たな本との出会いで色々な世界を知るきかっけになりそうですね。

ここまで、中央図書館の魅力をたくさん紹介してきましたが、ミライニではもう一つ重要な役割を持つ観光案内所があります。

こちらも見どころがたくさんあるので、一つずつ見ていきましょう!

3. 観光案内所

酒田駅を出てすぐの入口から入ると、「酒田駅前観光案内所」があります。

ここでは、観光スタッフや酒田市観光ガイド協会の方が常駐しており、観光スポットへの案内はもちろん、地元民でも知らない観光スポットの詳しいお話を伺えます。

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観光案内所と聞くと、観光スポットへの行き方や営業時間について尋ねるイメージがありますが、こちらは複合施設ミライニならではの良さがあります。

① 図書館が隣接した珍しい観光案内所

例えば、観光で訪れた方の中には「行きたいお店がまだ開いていない…」「長旅で疲れたので少しゆっくりしたい」という場合があるかもしれません。

そんなときには、開放感のあるエンガワラウンジで食事をとったり、館内を自由に散策したりと、思い思いの過ごし方ができます。


地場産杉で作られたベンチには庄内刺し子のクッションも!

また、せっかく観光に来たからには、酒田の名物や特産品、文化などを知ると旅の思い出にもなりますよね。

ミライニでは、県外から来られた方にも酒田の魅力を知ってもらえるように、観光案内所の近くでは酒田の工芸品や特産品にまつわる展示が行われています。

こちらは、酒田凧 (さかたたこ)。

左官職人の冬の手仕事として作られたのが始まりで、北前船によって大阪から運ばれてきたと言われています。

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こちらは、酒田獅子頭 (さかたししがしら)。

無病息災、魔よけとして重宝される酒田のシンボルです。

こちらは鵜渡川原人形 (うどがわらにんぎょう)。

北前船で運ばれ、京都から伝わった伏見人形が原型と言われています。

素朴で愛らしい表情をした人形は土で作られており、特有の色合いや服装が目を引きます。

② お客さんの口コミが作る「酒田まちなかマップ」

さて、観光案内所の窓口から奥へと進んでいくと、右手には「酒田まちなかMAP」があります。

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ここは地元の方や来館された観光客の方のリアルな口コミが集まるスポットです。

月ごとにテーマが異なり、これまで知らなかった酒田のディープな情報がたくさん書かれていました。

そして、このまちなかマップを彩る可愛らしいイラストの数々は、酒田在住のイラストレーターrikkoさんが描いてくださったもの。

温かみのあるやさしい雰囲気のイラストを見ていると、これから街歩きするのがいっそう楽しみになりますね!

また、街歩きの際は観光案内所窓口の隣にある「庄内まちナビカード」を持っていくと、お店でお得な特典が受けられることも。

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酒田市や鶴岡市や戸沢村、最上町など近隣のお店のカードも手に入るので、このあとの旅の予定に合わせて、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?(※令和6年6月30日まで)

ほかにも、観光案内所には近隣の観光スポット情報が掲載されたパンフレットが多数並んでいます。

さらに、このブースの隣には酒田の歴史的な資料が展示された「光丘文庫」の紹介コーナーもあります。

光丘文庫紹介コーナーでは、1925(大正14)年に本間光丘の奨学の遺志を継ぎ開館した光丘文庫の紹介と所蔵資料の映像、資料の一部を展示しています。[ミライニパンフレットより引用]

また、最近では海外から観光を目的に来られる方も増えているそうで、英語表記のパンフレットもありました。

これまで観光案内所をあまり利用したことがなかったという方も、ミライニに来たら「まちなかマップ」や酒田の見どころに詳しいスタッフにぜひ話を聞いてみてくださいね。

4. メッセージ

最後に、VISIT YAMAGATAをご覧の皆様へ、ミライニ副所長の佐藤志織さんよりメッセージをいただきました。

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「宿泊や観光など、目的があって来られる方もそうでない方も、たくさんの方にミライニにお越しいただき、暮らしを豊かにする場所、また、家族団らんの場として気軽にご活用していただければうれしいです。ぜひ思い思いの時間をお過ごしくださいね。」

5. まとめ

2022年5月のオープン以来、たくさんの方が足を運ぶミライニ。

2023年1月には入館者40万人を達成し、2024年春には100万人の突破を見込んでいるそうです。

観光に来られた方もそうでない方も、交流拠点施設ミライニで充実したひとときを過ごしてみませんか?

6. ミライニの基本情報

📖 中央図書館
<開館時間>
9:00~21:00
※日曜日及び祝日は19:00まで
<休館日>
毎月第2・第4水曜日
<年末年始>
12月29日~1月3日
<その他>
図書整理期間(年7日以内)
******************************
🚲 観光案内所
<開館時間>
9:00~19:00
<休館日・年末年始>
12月31日~1月2日

詳細情報

酒田駅前交流拠点施設ミライニ

酒田駅前交流拠点施設ミライニ

<住所>
山形県酒田市幸町1-10-1
<電話>
図書館:0234-24-2996
観光案内所:0234-24-2454

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