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【特集記事】今こそ山形のパワースポットへ出かけよう!|奥の細道 芭蕉も訪れた山寺(立石寺)を訪ねる。

YUKI

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花や風景など、四季折々の山形の魅力をポートレート写真というカタチで伝える活動を行っています(^^♪山形らしい場所・山形だけど山形っぽくない場所・様々な角度から、行ってみたいと思うような山形のアレコレを発信していきたいです!どうぞ宜しくお願いします(^^♪

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山形市周辺には、良縁を結ぶお寺がトライアングルのように点在しています。

【縁切り(山形市山寺)・出会い(天童市若松寺)・若返り(寒河江市慈恩寺)】
それぞれのご利益がある3つのお寺の参拝コースがいろいろな雑誌やパンフレットで取り上げられていることをよく目にします。

そのなかで、今回は悪縁を断ち切り良縁をもたらしてくれるパワースポット「山寺」をご紹介させていただきます。

1.山寺とは

山寺は貞観2(860)年、清和天皇の勅願によって、慈覚大師円仁が開いた天台宗のお寺です。

正式には宝珠山立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)といいます。

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松尾芭蕉の代表的な紀行作品、「奥の細道」にも山寺へ立ち寄った際の記述が残されています。

芭蕉はここで『閑さや岩にしみ入る蝉の声』という有名な一句を詠んでいます。

蝉の声とは対照的に始まる「閑さや」には、芭蕉が感じた山寺の情景が感じられます。

その情景は、現代の私たちも感じることができ、時代を超えても尚、人々を魅了しているのです。

2. 現在の山寺のようす

これまで何度か山寺に登っていますが、これまでと違うと感じたことがありました!

それは、コロナが流行する前までは海外の観光客で大変にぎわっていたのですが、現在その姿はなく、平日休日問わず密にならず、安心して観光が出来たことです。

石段の幅が狭くてすれ違うことがやっとだった場所も、待つことなく進むことが出来ました。

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駐車場もどこに行っても満車だった記憶がありますが、今回はスムーズに近くの駐車場に停めることが出来ました。
さらに、私が止めたところは、*500円だった駐車料金が300円になっていました。

駐車場によっては、お食事をすれば駐車料金が無料という場所もありますので要チェックですね!

*金額は取材時のものです
*駐車場によって料金が異なります

3. 奥の院に向けて出発

・根本中堂

さて、山寺と聞くと完璧な山登りの格好をイメージしてしまいますが、私は普段から履き慣れているサンダルとスカートで行きました!

もちろん、雨の日などは滑りますので気を付けてくださいね。飲み物とタオルも忘れずに!

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さて、登山口と書かれた入口を通り階段を上っていくと、正面に国指定重要文化財の「根本中堂」があらわれます。

ブナ材の建築物では日本最古といわれ、堂内には慈覚大師円仁作と伝わる木造の「薬師如来坐像」が安置されています。

また、1200年前に天台宗比叡山延暦寺から移された「不滅の法灯」が今も灯されています。

まずは、ここでお参りをしてから奥の院へと向かいます。

根本中堂の入口に安置されている「布袋尊」をなでてお参りするのが、習わしとなっていますのでお見逃しなく!!

・1015段の石段

根本中堂から山門(登山入口)へ向かいます。

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この山門で参拝料を支払います。

【参拝料】は、大人(高校生以上) 300円、中学生 200円、小学生以下(4歳児以上) 100円です。

奥の院まで、1015段の石段を登ります。

所要時間は往復で約90分ほどです。

では、いざ出発!

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石段を登って行くと、木々が生い茂り神々しい雰囲気が漂います。

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周りを見渡すとたくさんのお地蔵様が、私たちを見守ってくれているようでした。

登山口から頂上までは、歩幅が違う石段や人がすれ違うことがやっとの幅の石段、急な坂道など、様々な石段の道を歩み進めていきます。

それはまるで、修行をしているかのような気分にもなりますが、周りの景色や空気が前へ前へと後押ししてきて、全く飽きませんし、不思議とどんどん足が動きます!

 

・山頂売店

目的地の奥の院までもう少しですが、山頂売店に立ち寄ってみることにしました。

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店内には、冷たい飲み物をはじめ、キーホルダーや山寺オリジナルTシャツなどのお土産品が並んでいます。

私は冷たい飲み物をいただきました。

まるでオアシスに辿り着いたかのように、参拝客たちには有難いお店です。

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・こけしのお手紙

売店の方におすすめのお土産を伺うと「『通信こけし』が面白いですよ」と教えてくださいました。

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通信こけしは、こけしの中に入っているくるくる巻かれた便箋に手紙を書き、荷札に送り先と切手を貼り、ポストに投函できるというもの。

売店で切手が売られているので、記念に友人や自分宛に送ってみるのも面白いですよね。

可愛いこけしのお手紙が届いたら一生記憶に残るものになるだろうなぁ。

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・郵便屋さん

売店の方とお話していると、「そろそろ郵便屋さんがいらっしゃいますよ」とのこと。

この石段を毎日登ってくるのかと驚いていたら、石段を颯爽と登ってくる郵便屋さんが見えました!

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お休みの日以外は雨の日も、風の日も毎日毎日歩いて石段を登っていらっしゃるのだとか。

いや~頭が下がります。

・奥の院到着

一息ついて落ち着いたので、奥の院を目指します。

奥の院までは、残り160段。

辿り着いたところは開けていて、岩肌がのぞいていたり、建造物や大仏殿があったり荘厳な雰囲気です。

正面右側が奥の院と呼ばれる如法堂で、左側の大仏殿には像高5メートルの金色の阿弥陀如来像が安置されています。

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看板に「奥之院まで八百余段の石段を、一段一段登ることによって、煩悩が消滅され、幸福になれるという」とありました。

確かに気持ちは清々しく、過去にとらわれたいろんな悩みが吹っ飛ぶ気がしました。

4. 絶景のフォトスポット

・開山堂・納経堂

来た道を少し戻って五大堂へと向かいます。

山寺と言えばこの景色。

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パンフレットなどでよく見かける景色です。

正面に開山堂と呼ばれる慈覚大師円仁を祀るお堂があり、左の赤い建物は納経堂と言って写経を納めるお堂です。

この建物の背後に広がる山々と一緒に写真を撮ってみてください。

素敵な一枚になると思いますよ。
おすすめなのでぜひ試してみてくださいね。

・五大堂

さらに進みます。

開山堂の右側を登っていくとその奥には、断崖絶壁に建てられた山寺の絶景を一望出来る「五大堂」があります。

誰しもが山寺に登る前に山の頂上を見上げると思いますが、あの断崖絶壁にそびえ立つお堂、それこそが山寺の醍醐味「五大堂」です。

五大明王が祀られた道場として開山30年後に建立されたと言われています。

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ここから眺める景色はまさに絶景。登った人にしか味わえない景色が広がります。

春夏秋冬四季折々にうつろい変わる景色は、何度も足を運びたくなることでしょう。

さて、美しい景色を堪能したら、ゆっくりと下山します。

5. 山形名物「玉こんにゃく」と「下足天」

無事登山口まで降りてきました。

登山口付近には、山形名物玉こんにゃくやお土産品などを扱う休憩処が並んでいます。

山寺ではこの玉こんにゃくを「力こんにゃく」と呼んでいます。

登る前に力を付けても良し、下山してから力回復しても良し!

ぜひ、出汁醤油がしみる力こんにゃくを食べてみてくださいね。

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さらにふもとまで降りてくると、たくさんのお土産屋さんが立ち並び、どこで食事をとろうか迷う程です。

今回は「ふもとや」さんで名物の下足天ざるそばをいただきました。

山形と言ったら迷わず下足天!

こちらのお店はとても上品な味わいの美味しい下足天が堪能でき、お腹を満たしてくれました。
ご馳走様でした!

6.まとめ

山寺への拝観時間は現在コロナ渦において終了が早まっているそうです。
夜のライトアップの時期もありますので、時間の変更等確認してから行きましょう。

春や秋、蝉のなく夏、様々な季節を通して楽しむことができそうですね!

冒頭で所要時間90分とお伝えしましたが、じっくりと時間と空間に癒されたい時は、何時間でも過ごすことの出来るスポットだと感じました。

お子さんがいらっしゃるご家族やおじいちゃんおばあちゃん、老若男女問わず、それぞれの楽しみ方でいい場所なんだと改めて感じました。

コロナ渦の現在だからこそ、適度に身体を動かし、自然と触れあい、平和を祈り、リフレッシュできる山寺に遊びに来てみてはいかがでしょうか(^^

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山形県山形市山寺4510-2

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