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【特集記事】山形のさくらんぼは種類も豊富!選び方・保存方法を紹介!
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VISIT YAMAGATA編集部
こんにちは!VISIT YAMAGATA編集部です。 やまがた各地域のイベント情報や観光スポットなどのまとめ記事を定期的に発信しています。 また知る人ぞ知るやまがたのディープな情報もご紹介しています。
山形をイメージするものと言えば「さくらんぼ」ですよね。
国内生産の80%を占める山形県。
そして6月はさくらんぼの最盛期、まさに今が旬のさくらんぼの知って得する情報をお届けします。
1. さくらんぼの種類
さくらんぼの種類は約1,500種類以上と言われており、日本では約30種類のさくらんぼが栽培されています。
その中でも圧倒的な人気と知名度を誇るのが「佐藤錦」。
甘さと酸味のバランスが絶妙で、誰が食べても間違いなしの美味しさです。
また最近では、店頭でも「紅秀峰」や「月山錦」などの品種を見かける事が多くなりました。
そうは言っても「佐藤錦」以外の品種を食べる機会は、そう多くありませんよね。
今回はあまり馴染みのない品種も含め、ぜひ食べ比べて頂きたいおすすめの5種類をご紹介します。
・佐藤錦
大正元年に「黄玉」と「ナポレオン」を交配して出来た品種です。
それまで加工用が中心だったさくらんぼを生食用にかえた画期的品種です。
糖度が高く、また絶妙な酸味が食べる人を虜にしてしまうさくらんぼ界の王様。
ただ佐藤錦にも欠点があります。
それは実が柔らかく日持ちがしないということです。
美味しく頂くために、佐藤錦は早めに食べてくださいね。
【収穫時期】6月中旬~下旬
【糖度】14度~18度 20度以上になることも
・紅秀峰
紅秀峰は佐藤錦より約2週間遅く収穫される晩生種です。
「佐藤錦」と「天香錦」という品種を掛け合わせた品種で、果肉が硬く糖度が高いのが特徴です。
果肉が硬いため日持ちがすること、また粒が大きく食べ応えがあります。
佐藤錦に代わる人気品種として、急成長中です。
【収穫時期】6月下旬~7月初旬
【糖度】18度~21度
・月山錦
黄色の実が特徴的な月山錦。
もともとは中国の大連で誕生した品種です。
大粒な実と甘さが特徴で、酸味はほとんど感じられません。
なかなか流通しない品種ですが、山形では見かけることが多くなりました。
見つけた時は、ぜひ味わってみてくださいね。
【収穫時期】6月中旬~7月中旬
【糖度】20度以上
・大将錦
大将錦の果肉は硬く、また糖度も高いので食べ応えバツグンです。
また収穫時期が7月上旬から中旬の晩生種なので、佐藤錦が終わった後も楽しめます。
店頭ではあまり見かけませんので、通販かさくらんぼ狩りで見つけたらぜひ食べてみてください。
【収穫時期】7月上旬~7月中旬
【糖度】20度以上
・紅さやか
紅さやかは「佐藤錦」と「セネカ」を交雑して選抜し成長させた品種です。
早生品種のため、6月上旬には店頭に並びます。
色が濃く紅色から紫黒色になり、色が濃いほど糖度が上がります。
糖度は15度前後で酸味とのバランスも良く、生食のほかジャムなどの加工品にも向きます。
山形ではスーパーや道の駅でも購入できる品種です。
【収穫時期】6月上旬~6月中旬
【糖度】14度~19度
2. 美味しいさくらんぼの見分け方・保存方法 (佐藤錦編)
・見分け方
さくらんぼは追熟しない果物です。
ちなみにトマトは青いうちに収穫して、流通し店頭に並ぶ頃だんだん赤くなります。
さくらんぼは追熟しないので、熟して赤くなった時に収穫します。
この事をまず頭の中に入れておいてくださいね。
美味しい「さくらんぼ」は鮮度が命!
収穫から日が経たないものが、より美味しくいただけます。
と言うことは、さくらんぼ狩りで食べるのが一番美味しいことになりますが・・・。
なかなかそれは難しいので、店頭で選ぶ時のポイントを3つご紹介します。
① 皮がパリッと張りがあるもの
② 全体が赤く黄色の部分が少ないもの
③ 枝の部分が緑色のもの
逆に皮に透明感があり、柔らかく、枝が茶色に変色したものは、収穫してから時間が経過しています。
また追熟しないので、黄色のものは糖度が低くなります。
・保存は常温or冷蔵?
スーパーで購入する場合は、ほとんどが常温で売られています。
通販で購入する場合、常温便とクール便の二通りがありますよね。
そもそもさくらんぼは冷蔵保存は向きません。
でも遠方に配送する場合、高温状態に長くさらされるよりはクール便の方がよいと判断してのことです。
まずは買ってきた(送られてきた)時、常温なのか冷蔵なのかで保存方法が変わりますので、確認をしましょう。
【常温保存】
常温の状態で買ってきたら、冷房の効いた涼しい部屋で保管し、食べる時に氷水で冷やすか、食べる20~30分前に冷蔵庫に入れて冷やすのがおすすめ。
冷やし過ぎは要注意!!美味しくなくなりますよ。
食べきれない場合は新聞紙などに包んで冷暗所で保管します。
【冷蔵保存】
長く冷蔵保存をすると味が落ちるので、本来は常温保存で食べる前に冷蔵庫で冷やすのが望ましいのですが、クール便で送られてきた場合はどうしたら良いのでしょう。
さくらんぼは温度変化にも弱いので、いくら常温保存が良いからと言ってこの段階から常温にするのはかえって味を落とすことになります。
クール便で届いたら、冷蔵庫の野菜室にいれて保管しましょう。
野菜室は温度も湿度も冷蔵室より高いので、さくらんぼ保存には向いているんですよ。
さくらんぼはとてもデリケートな果物です。
保存方法で美味しさが変わってしまうので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・日持ちはどのくらい?
とにかく早めに食べるのが一番美味しくいただく方法です。
常温なら2日、冷蔵でも2~3日位で食べきりましょう。
3. さくらんぼが高い理由
簡単に言ってしまうと、とにかく手間がかかるからなんです。
1年を通して人にしか出来ない細かい手作業が続き、特に収穫時期は大忙しです。
早朝4:00頃から収穫作業をはじめ、大きさや色などを選別し出荷までを一気に行います。
日持ちがしないさくらんぼは時間が勝負です。
その中でも熟練のワザが必要なのがさくらんぼの箱詰めです。
出荷の方法はバラ詰め・手詰め・鏡詰めという方法があり、一粒一粒丁寧にパックに詰める手詰めはとても労力を使う作業です。
特に化粧箱や桐箱に隙間なくきっちり詰められ、まるで宝石箱のような鏡詰めは、熟練のワザが必要なんですよ。
デリケートなさくらんぼだからこそ、丁寧に育てられお客さまへ届けられます。
こういった事情から、価格が高くなってしまうんですね。
4. 期待の大物ルーキー「やまがた紅王」
2023年から本格デビューする新品種「やまがた紅王」。
とにかく粒の大きさが目を引きます。500円玉より大きい3L~4Lサイズで直径約3cm。
食べ応えがありそうですね。
味は糖度20度以上と佐藤錦とかわらない甘さで、酸味が控えめなんだそうです。
また皮が硬いので日持ちがし、海外への輸出も期待されています。
早く食べてみたいですね。
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