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【特集記事】山形市「日本一の芋煮会フェスティバル」に家族で参戦!|芋煮だけではない見どころ満載のイベント

一ノ口 ソノ (イチノクチ ソノ)

一ノ口 ソノ (イチノクチ ソノ)

お風呂と二度寝が好きな40代の在宅ワーカー。小学4年生の長男と小学2年生の長女と夫の4人暮らしです。2020年から山形市在住。ボードゲームと読書、ものづくりが趣味。カメラを片手に路地裏の散歩をする時が至福の時間です。山形の楽しさ、美味しさ、素敵さを伝えられると嬉しいです。

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山形県民のソウルフード「芋煮」。

「日本一の芋煮会フェスティバル」はその芋煮への愛と情熱が感じられるイベントです。

2022(令和4)年は3年ぶりに「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されると知り、期待を胸に家族で行ってきました。

1. 山形のソウルフード「芋煮」

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山形市に住んで3年目の私が、初めて芋煮を食べたのは子供の友人宅でご馳走になった時でした。

「里芋と牛肉の相性が抜群・・!ネギがまたいい仕事してる!芋煮、すごい美味しい!!」

その時から家族全員が芋煮を大好きになり、我が家でもよく作って食べています。

芋煮は自宅やお店でも美味しく食べられますが、「芋煮会」は屋外でやるのが山形のスタンダード。

例年秋になると、スーパーに鍋のレンタルを含めた芋煮会セットが並び、河川敷で仲間と一緒に芋煮を楽しむ姿をよく目にします。

少し肌寒さを感じながら河川敷で食べる暖かい芋煮は、ホッとできる山形の秋の味なんです。

2. 日本一の芋煮会フェスティバルとは?

「日本一の芋煮会フェスティバル」が行われるのは、毎年9月第3土曜日、山形市に流れる馬見ヶ崎川の河川敷。

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「山形の食文化・秋の芋煮会」の魅力を多くの人に伝えるために1989(平成元)年から開催されています。

何が「日本一」なのかというと、そのスケールの大きさ。

日本一大きな直径6.5メートルの大鍋で、約30,000食分を一度に作るのだそう。

2018(平成30)年に行われた第30回日本一の芋煮会フェスティバルでは、12,695名に芋煮が手渡されたことで、見事ギネス世界新記録に認定されています。

大鍋はその大きさのため、運搬、設置だけでなく、蓋の開け閉めもクレーン車が必要なんだとか。

この重機はクレーン車を調理仕様に改造した「調理器具バックホー」。

なんと毎回新品のおろしたてを使用しているのだとか。

潤滑油がなければクレーンは動かないため、アームの可動部分には重機用オイルではなく、バターを塗り込んでいるのだそうです。

全て手作業で行われるこの衛生管理の徹底により、重機がまさかの調理器具に変身するんですね。

これって多分、ここにしかない調理器具、ですよね・・?

ぜひこの迫力を動画でご覧ください。

 

バックホーのバケットが一度のかき込みですくうことができる芋煮は、およそ100食分!

そして、気になる鍋の中身が看板に掲載されていました。

牛肉1.2トンに里芋3トン、砂糖200kg・・

想像できない量のものがあの大鍋で煮込まれているようです。

砂糖以外は全て山形産なんですね〜。

山形産と言えば、この直径6.5メートルの大鍋も山形でつくられています。

およそ1000年前の平安時代頃の発祥といわれる、「山形鋳物」の技術を結集して製造されているのだそうです。

山形の”愛と情熱”が結集して行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」。

コロナ禍で開催できなかった時にも、ドライブスルー方式で芋煮を配布するなど、聞けば聞くほど芋煮愛が感じられるイベントです。

3. いざ、芋煮会会場へ

当日は快晴で芋煮会日和。

今回は密を避けるため、時間指定のオンラインチケットを事前に入手しての参加となります。

では、いざ芋煮会会場へ。

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公式HPより引用

公式サイトに掲載されていた会場案内のMAPで、イベントや屋台なども沢山あると知り、予約の時間より早めに会場へ向かうことにしました。

馬見ヶ崎川の河原へ向かうと、続々と芋煮を愛する人々が集っています。

まず私たちが向かったのは、県内外のグルメが沢山楽しめる「屋台ゾーン」。

すでに行列ができています。

美味しそうなものがたくさん。

どれにしようかな。

それぞれが食べたいものを購入して飲食ゾーンへGO!

この日は暑かったので、私はかき氷をチョイスしました。

佐藤精肉店、山形牛の「牛さがり」も購入。

この肉のカタマリ感がたまりません。

さすがの美味しさです!

青空に白い雲。美味しいものを食べて河原でのんびり。

のどか~。

4. 芋煮のお味は?

そうこうしているうちに、もう芋煮配膳の予約時刻が近づいてきました。

オンラインチケット入手組はBゲートから芋煮が配られるとのことで、列に並びます。

意外とサクサクと進んで、すぐに芋煮をいただくことができました。

大鍋で作った芋煮を小鍋に移して、そこから配膳してくれているんですね。なるほど。

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感染防止対策もバッチリ!で容器には蓋があり、子供達もこぼすことなく持ち運べて助かります!

芋煮をもらった配膳ゾーンの隣に、芋煮を作る大鍋が!

で、でかい、これはでかい!

三代目となる大鍋「鍋太郎」は、直径6.5メートル、重さ4トン。

間近で見るとかなりの迫力です。

そして、今年のキャッチコピーは「芋煮と共に with “IMONI” Yamagata pride__」。

まさにそれ!

山形の全ての力が美味しい芋煮へとつながっているのです!!!

では、さっそくいただきま~す!

飲食ゾーンで敷物を広げて、パカッと蓋を開けると・・ほかほかの芋煮が。

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大きな里芋が丸ごと入っていました!ホックホクで柔らかくて美味しい!!

柔らかいのに煮崩れていないのは、薪の強い火力で煮込んだからこそ。

家では真似できない美味しさだと感じました。

芋煮は地方によって味や具材が違いますが、山形市の芋煮の定番は「牛肉醤油味」。

牛肉の美味しさによって出汁の味が変わるようで、山形牛で作る芋煮が美味しくないはずがありません。

う、美味い。

河原で食べる芋煮は、最高でした。

5. イベントがいろいろ♪

芋煮を食べてお腹が満足したので、会場を回ってみることにしました。

メインステージでは、ちょうど「芋煮マン」と「里味ちゃん」が登場してイベントを盛り上げていました。

そして、河原にリングを発見!

これから「プロレスリングDEWA」さんの試合が始まるようだったので観戦!  無料です。

子供たちは初めて見るプロレスにびっくり。

生で見るとやっぱり迫力がありますね!

「痛そう・・」

「大丈夫かな」

とハラハラしながら応援していました。

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プロレスのステージの横には巨大なカッパが出現。

こちらは「かわとぴあ」の展示ブースで、川や水防災について体験しながら学べるようです。

カッパの両足の先にあるのは降雨体験装置なるもので、降雨量を人工的に調整しながら降らせることができるそうです。

大雨が体験できるなんてすごい!

このコーナーでは洪水時に歩くときの大変さを体感できるそうなので、やってみました。

体験した子供たちによると、思った以上に足が重くて歩きにくかったそう。

他にも「山形地方気象台」や防災ゾーンの自衛隊ブースなどを見学して、帰宅の途につきました。

楽しかった〜!

6. まとめ

ニュースでしか見たことがなかった「日本一の芋煮会フェスティバル」。

実際に行ってみると、山形の美味しさと楽しさが詰まったイベントでした。

毎年9月第3土曜日に開催される予定なので、来年も芋煮を食べに行きたいと思います!

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