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【特集記事】天童桜まつり「人間将棋」に行ってきました。 |桜舞う天童公園(舞鶴山)の春の風物詩!

あいた

あいた

山形生まれの山形育ち。県外の人から「山形って何もないよね」と言われたのが悲しかったので 2020年から山形の魅力を発信するSNSを始めました。最近は、県内企業のSNSコンサルティングやSNSのセミナー講師、県内イベントのPRも行っております。【Twitter】https://twitter.com/yama_gata_pro【Instagram】https://www.instagram.com/yamagata___cafe/

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天童市で1956年から行われている天童桜まつり「人間将棋」をご存知でしょうか?

読んで字のごとく、人間が将棋の駒となって行われる将棋のイベントです。

2023年は4年ぶりに入場制限などが行われない通常開催となり、4月15〜16日の2日間で約9万人の来場者となりました。

今回の記事では、2日目に参加した様子を記事としてまとめましたので、次回初参加する方は是非ご覧ください。

1.  将棋のまち「天童市」

天童市は将棋駒生産が日本一の産地であるため、「将棋のまち」として知られています。
なんと全国の将棋の駒の約9割以上を生産しているんですって。

天童での将棋駒の製造は江戸時代に始まりました。
天童は織田藩の所領でしたが、凶作が続いたことにより財政が困窮していました。

その救済策として、織田家の家老は「将棋は兵法に通じるものであり武士の内職として恥ずかしくないものである」としてこれを奨励したことから将棋駒の製作が始まったそうです。

天童市では、街中のいたるところで「将棋」に出会うことができます。

皆さんも探してみてください。

2.  天童桜まつり「人間将棋」とは?

天童桜まつり「人間将棋」は、名前のとおり、甲冑や着物を身にまとった人間が将棋駒になり、対局を行うイベントです。

東軍、西軍となり戦うのですが、将棋を指すのはなんとプロ棋士の皆さん。
将棋好きの方は勿論、お祭りが好きな方にもおすすめのイベントです。

毎年4月に天童市の舞鶴山山頂広場にて開催されます。
舞鶴山にある天童公園は4月中旬から下旬頃には約2000本の桜が咲き誇る桜の名所となっています。

人間将棋と合わせて、桜も楽しむことができるということで、毎年沢山の方が訪れます。

今年は、4年ぶりに入場規制のない通常開催ということもあり、1日目に4万人、2日目に5万人の来場となりました。

雨になった場合にも、天童市役所のとなりにある天童市市民文化会館大ホールに会場を移して行われますのでご安心ください。

それでは早速、会場へ行ってみたいと思います。

3.  会場へのアクセス

今回は、天童市役所付近の駐車場に車をとめ、天童市役所発のシャトルバスに乗り、舞鶴山の会場に向かいます。

天童市役所付近に駐車した際に是非ご覧いただきたいのが、天童市役所の南側を流れる倉津川です。
川の両岸には1.4kmもの距離にしだれ桜が咲き誇り、桜の名所となっています。

 

夜になると桜がライトアップされ「しだれ桜の夕べ会場」として夜桜を楽しむことが出きます。
※2023年のライトアップ期間は4月7日~5月5日 18:30~22:00

橋を渡った先にある中央公園には、期間限定で屋台が出ていました。
以前は、人間将棋会場で出店していたようですが、今年は中央公園での出店とのことです。

第68回天童桜まつり(令和5年度)の公式のチラシには
「人間将棋会場に飲食物の出展はございません。来場前にご用意ください。」
との記載がありましたので、屋台村で気になる食べ物を購入し、シャトルバスへ乗り込みます。

なんと、今回私が乗ったシャトルバスの左のボディには将棋の駒が大々的に描かれていました!

そして、背面には人間将棋の写真が!
シャトルバスも沢山の種類があったため、こちらのバスに乗れてなんだかラッキーな気分です。

運営協力金として、一人100円を支払い、素敵なバスに乗りこみます。
いざ天童公園(舞鶴山)へ!

10分ほどシャトルバスに乗り、天童公園(舞鶴山)に到着。
それでは、人間将棋の会場へ向かいましょう。

4.  見どころ満載のイベント

2023年の天童桜まつり「人間将棋」では、人間将棋の他にも、将棋の女王紹介、天童幼稚園さんのニャー将棋音頭、天童市立天童南部小学校さんの維新軍楽隊、デンソーFA山形さんの「電王手桜将」と天童代表の対局、指導対局、プロ棋士トークショー、天童五十面指しなど、2日間の中で様々なイベントが行われます。

今回は、2日目に行われたプロ棋士トークショーと人間将棋の体験レポートをお届けします。

・プロ棋士トークショー (11:15)

トークショーに出演するのは、稲葉陽八段、中村太地八段、糸谷哲郎八段、脇田菜々子女流初段、野原未蘭女流初段の5名です。

 
屋台村で買ってきた山形のソウルフード「どんどん焼き」を食べながらトークショーの開始を待ちます。

ついに棋士の皆さんが入場されました!

司会の方が棋士の皆さんに順番に質問していきます。

Q. 上達するには?
A. いい道具を使うと上達すると言われていまして、将棋だと盤駒ですね!是非皆さまには天童の駒を買っていただいて、日ごろから練習していただければと思います!(中村八段)

天童市を絡めた回答をしていただくなど、棋士の皆さんの回答に会場からは沢山の拍手が起こり、笑いに包まれたほっこりムードのトークショーになりました。

・人間将棋 ~入陣・演舞~ (12:30)

ついに始まりました!
中央の扉からなんと織田信長が出てきました!

 天童市は、江戸時代に天童織田藩が置かれたことから織田家と繋がりがあるため、人間将棋では、織田信長がメインのストーリー仕立てのようです。

武士の皆さんが入場してきました!
よく見ると一人一人に駒が描かれた旗がついていますね。

・人間将棋 ~対局~ (13:00)

盤上に甲冑や着物を着た駒たちが出そろいました。
初めて見る光景にワクワクします。

   
二日目の対局では、稲葉陽八段(西軍)と中村太地八段(東軍)が対戦します。

実は今回の対局は、人間将棋の開催史上初のA級棋士同士の対局なのだそうです。
将棋の現役プロ棋士の人数は169名(2022年7月12日時点)に対し、A級棋士の定員は10名という、超一流の棋士。

将棋ファンにとっては目が離せない大注目の対局です!

人間将棋には、普通の将棋とは異なる特別なルールがあります。

「一つ、対局の時間は90分を持って決すべし」
「一つ、全ての駒を必ず動かすべきこと」
「一つ、王将太鼓が鳴り終わるまで次の一手、指すべからず」
「一つ、解説者はその話術をもって対局を盛り上げるべし」

対局する棋士の皆さんには、ハードルの高い特別ルールですが、観覧者の私たちからすると、対局がさらに楽しみになるような面白いルールです。

先手は中村八段です。
「まずは7六歩 じゃ」
軽快な武者言葉に会場が盛り上がります。

会場の盛り上がりとは裏腹に、対局開始直後から雨が降り出し、武士たちは雨具を被りながらの対局となりました。

あいにくの雨となりましたが、沢山のお客さんが観覧していました。

また、私も今回初めて知ったのですが、実はこの鎧武者は一般公募制なのだそうです。
プロ棋士の駒になって戦う経験は一生に一度の経験かもしれません。
興味のある方は、是非応募してみてはいかがでしょうか?

対局の途中から雨が上がり、晴れ間が見えてきました。

いよいよ戦いも大詰めです。

解説は、糸谷哲郎八段、聞き手は野原未蘭女流初段、脇田菜々子女流初段です。

糸谷哲郎八段のユニークな解説に会場は笑いに包まれながら、対局はついに決着となりました。

138手、約90分で稲葉陽八段の西軍の勝利です!

・人間将棋 ~勝鬨・退陣~(14:30)

戦いが終わり両軍が整列をします。

天候も回復し、両軍とも雨具を外し、とても凛々しいお姿です。

戦いに勝利した西軍が正面に整列し、「エイエイオー」と勝鬨の声をあげました。 

両軍が退場し、戦いを繰り広げた棋士たちと信長も扉の奥へと戻っていきました。
後姿がなんともかっこいいですね。

これにて人間将棋は終了です。

5.  親子や友人、一人でも楽しめる出展ブース

人間将棋以外にも「将棋を楽しむコーナー」や「天童の春を楽しむ特産品特産物コーナー」がありました。
今回はその中の一部をご紹介いたします。

・お楽しみコーナー

こちらはなんと、ロボットと将棋をすることができるコーナーです!

 
ロボットは駒を認識し、駒を掴み、狙った盤面に駒を置いていました!
スムーズなロボットの動きに目が釘付けになりました。

他にもロボットによる似顔絵体験コーナーもありました。
最近のロボットの性能はすごいですね!
お子さんだけでなく、大人の方も楽しんで参加されていました。

また、自由対局コーナーもあり、ここではどなたでも自由に将棋を指すことができます。

・特産品特産物コーナー

天童ワインさんのブースでは、天童ワインを購入できたり、一部のワインを試飲することができました。

実は、天童市の周囲の山々は日照時間が長く降雨量も少ないことから、ぶどう栽培の理想の環境なのだそうです。

他にも天童市観光物産協会さんのブースでは、将棋駒の形のパスタなど、将棋に関係した商品が沢山並んでいました。

赤い法被を羽織ったとても元気なお母さま達のブース (天童商工会議所女性部)を発見。

皆さんの法被をよく見ると、「天から童」と書かれています。

天童市には、数百年前に舞鶴山の山頂に「天」から2人の「童」子が舞い降りてきたという言い伝えが残っており、この逸話が「天童」の由来になったそうです。

こちらでは、「天童将棋愛す (てんどうこまあいす)」と書かれた将棋の駒型の最中のアイスが販売されていました!

 
天童らしい特産品が沢山ありました。

観光でいらした方は是非行ってみてください!

・その他

他にも、アニメ化や実写映画化もされた将棋漫画「3月のライオン」のタペストリーやパネルもありました。

私はこの漫画が大好きで以前から読んでいたのですが、作中で人間将棋が出てきたときはとても興奮したことを覚えています。
 
今回、念願の人間将棋に来ることができて本当に嬉しかったです!

また、出展ブース付近で、運が良ければ信長にも会えるかも。

快く写真撮影をさせて頂きました!ありがとうございます!

一緒に撮影している人たちも沢山いらっしゃいました。

6.  まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では、天童桜まつり「人間将棋」の様子をお伝えいたしました。
私もあまり将棋に詳しいというわけではなかったのですが、それでもとても楽しいイベントだったと思いました。

また、舞鶴山山頂の展望広場は、月山や朝日連峰、最上川などを一望することができたり、桜だけでなく、四季折々の花々が咲いているためお散歩したりと、おすすめの場所です。


展望スペース

四季折々の花々

毎年4月に、将棋のまち天童市で行われる「人間将棋」—

是非皆さんも行ってみてください。

詳細情報

天童公園(舞鶴山)

天童公園(舞鶴山)

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