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【体験記事】将棋のまち山形県天童市で伝統の書き駒と彫駒体験|世界に1つだけの思い出作りはいかがですか?
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ホシママ
旦那さんのUターン転職を機に家族で山形へ移住しました。 山形の人・自然・食に魅了され、今ではすっかり虜になっています。 県外の多くの方に山形の魅力を知っていただけるよう頑張ります! また、「山形の暮らしをより豊かに」をテーマに【やまがたぐらし】(https://fullpokko.com/)という個人ブログも運営中です。 今後も様々な角度で山形の情報を発信していきます。
山形を代表する将棋のまち「山形県天童市」。
「人間将棋」をはじめ、藤井聡太棋士の活躍や人気漫画「3月のライオン」による将棋ブームもあり、昨今注目度が高まっています。
その根底にあるのが全国シェア90%以上を誇る将棋駒の生産。
今回は気軽に体験できる「書き駒」と「彫駒」にチャレンジした様子を紹介しています。
一生の思い出に残る魅力ある体験と世界に1つだけの将棋駒。
是非参考にしてみてください(^-^)
※新型コロナウイルスの感染拡大により、営業時間・定休日・営業形態が本記事と異なる場合があります
1.将棋のまち「 山形県天童市」
日本一の将棋のまち、山形県の天童市 (てんどう)。
市内にはいたるところに将棋のオブジェが設置され、駅前の大通りや電柱には詰め将棋が描かれています。
将棋駒の産地でもあり、なんと日本で作られる将棋駒の【約9割】が天童市で生産されているんです。
その歴史は江戸時代後期にまで遡ります。
生活の困窮に直面していた藩士の救済として、当時の天童織田藩の吉田大八が将棋駒の製作を藩士に奨励したことがきっかけでした。
武士達の反発もあったそうですが、将棋は兵法の基礎でもあることから、武士の生業として徐々に浸透していったそうです。
2.書き駒体験
通常はそれぞれ別々に体験する「書き駒」と「彫駒」ですが、今回はまとめて2つ一緒にチャレンジしてきました!
まずは天童タワー内で受付をします。
その後、体験スペースで簡単な事前説明や文字入れの文字を選びます。
※人数や予約状況により、体験場所が変更となる場合があります。
文字の複雑さなどで所要時間も変わってくるので、スケジュールが心配な方は是非相談してみてくださいね(^-^)
今回講師として指導いただいたのは豊富な経験を持つ長谷川さん。
天童タワーでは熟練の講師が丁寧に指導してくださるので、初めての方でも安心して楽しむことができます。
筆者も取材&初めての体験で緊張していましたが、長谷川さんのアドバイスや体験あるあるなどのトークで盛り上がり、リラックスして作業に打ち込むことができました(^-^)
文字が決定したら、早速作業に入ります!
文字入れを行う駒がこちら。
意外と大きくて重量感があります。
最初に、裏側にペンで日付や名前などを入れます。
縦書きや横書き、入れる文字などは自由です。
駒に書く(彫る)文字の下書きをします。
今回は将棋のまち「天童」の「天童タワー」ということで、「天」と「童」の文字をチョイスです。
文字が中央になるよう型紙に折り目をつけ、
カーボン紙を挟み、
鉛筆でなぞって下書きをします。
おぉ! なんかそれっぽい感じになりましたね!
いよいよ筆を使用して文字を書き込んでいきます!
「コツは完璧を求めず、思い切りよくやることだよ!」と長谷川さん。
多少の歪みなどはそれこそ世界に1つだけの証!
一生残る思い出なので、「味」として楽しむことが大事とのことでした(^-^)
長谷川さんに背中を押していただき、いざ筆を入れていきます!
最初に文字の外側の縁取りをしていきます。
筆のポジションは変えず、駒を回しながら筆を走らせていくのがポイントです。
縁取り完了!
次に縁取りした文字の内側を仕上げていきます。
なんでしょう、何かこう、久しぶりに手を使って一心不乱に作業に没頭するのっていいですよね。
約20分程で完成です!
※文字の種類などによって作業時間は異なります。
どうですか!?
筆者はあまり手先が器用な方ではないんですが、良い塩梅に仕上がりました(^0^)
そしてお伝えしたいのがこの心地よい疲れと爽快な達成感!
なんだか久しぶりに味わった気がします(笑)
これ、1回と言わずに2回、3回とリピートしたくなりますね(^-^)
最後に専用の箱に入れて乾燥させます。
文字を書き込んだ直後は乾くまで少し時間がかかります。
当日に近くの旅館やホテルで宿泊する場合、部屋に到着後に箱のふたを利用してこちらの写真のように乾かすのがおすすめとのことです。
当日中に飛行機に乗る場合や雪道・でこぼこ道を走る場合は注意が必要です。
後日郵送(別途輸送料要)なども可能なので、気になる方は講師の方に御相談ください。
丁寧にアドバイスしていただけますよ(^-^)
3.彫駒体験
彫駒に挑戦です!
彫駒では昔懐かしい彫刻刀を使用します。
彫刻刀なんて小学校ぶりでしょうか?
きっと同じような懐かしさを感じる方も多いはずです!
ちなみに、写真の通り左利き用の彫刻刀もあります。
彫駒ですが、書き駒よりも少々難易度も上がり所要時間も増えます。
説明の資料がこちら。
駒に文字を下書きするところまでは書き駒の手順と同じです。
下書きが完了したら、ステップ1の通り、文字の外側から内側に向かって45度くらいの角度で切り込みを入れます。
次に、ステップ2の通り、今度は文字の内側から外側に向かって同じ様に切り込みを入れます。
文字の輪郭に沿って、断面図が「V」の字になるように掘っていくイメージです。
言葉だけだと少し分かり辛いかもしれませんが、こちらも講師の方がしっかりとサポートしてくださるので御安心ください(^-^)
まずは長谷川さんのお手本です。
うーん、流れるような手捌きに思わず見とれてしまいます…。
長谷川さんの手厚い指導を受けながら、恐る恐る刃を入れていきます!
け、結構難しいー(>_<;)
図工や美術の成績があまりよくなかった筆者、「もしかしてこれ無理かも…?」と焦りがありましたが。。。
しばらくするとちょっとずつ慣れていき、書き駒同様一心不乱に没頭していました(^-^)
彫駒のコツは「リラックスと思い切り!」と長谷川さん。
力を入れすぎず、「スーーーッ」と紙に切り込みを入れる感覚で掘っていきます。
30分程かけてステップ1が完了です。
文字入れ部分の紙を外して、ステップ2に進みます。
この頃になると作業にも慣れていき、心にも若干の余裕が出てきました(^-^)
長谷川さんとの会話も弾みます(笑)
将棋むらの体験は講師の方とのやりとりも魅力の1つですよ(^-^)
そうこうしている内に「童」の文字の上部分がほぼ完成しました!
彫りが浅い場合はステップ1とステップ2を何度か繰り返して彫っていきます。
最後に長谷川さんに微調整していただき、「天」と「童」の文字の完成です!
彫駒体験は文字の縁彫で終了となります。
後日、文字入れが完了したものを受け取りに行くので、どんな仕上がりになるか楽しみです。
完成品についても受領次第紹介したいと思います!
遠方の方は発送も可能です。
それにしても、「こんなに集中して達成感を味わったのは何年ぶりだろう?」というくらい爽やかな気分が味わえました(≧-≦)
記憶としても記録としても残る今回の体験、山形の旅に本当におすすめですよ(^-^)
4.模様や複数文字もOK
漢字1文字のイメージが強い書き駒や彫駒体験ですが、こんな感じで好きな模様や複数の文字を入れることができます。
鬼滅の刃なんかは世界感とマッチするので、ファンの方にもおすすめです(^-^)
将棋の駒って、形といい文字の雰囲気といいデザイン性がすごく高いんです。
是非好みの模様や文字にチャレンジしてみてください(^-^)
5. 完成品が届きました!!!
体験教室から約2週間、完成した作品が我が家にやってきました!
※書き駒は当日持ち帰り可能ですが、彫駒と合わせて受け取るようにお願いしました。
完成品がこちら!!!
自分で言うのもあれなんですが、なかなか良い感じではないしょうか!?
我が家は玄関に飾っていますが、和室とかに飾っても雰囲気がでそうですね(^-^)
書き駒はよーく見ると若干いびつな部分があるんですが、それすらも自分の作品となると「味」として楽しめます。
彫駒の方は書き駒の方とはまた違った仕上がり。
彫りの部分が文字の立体感を際立たせてくれています。
これは記憶にも記録としても残るステキな体験教室ですね(^-^)
山形の天童にいらっしゃった場合は是非チャレンジしてみてください!
6.将棋むら天童タワー はおすすめの観光スポット
今回体験でお世話になった「将棋むら天童タワー」。
書き駒体験等の体験の他、たくさんのお土産や伝統工芸品が並ぶショッピングコーナー、山形名物の芋煮や蕎麦が味わえるお食事処などなど、観光スポットとしてもおすすめです。
店内の入り口をくぐると、右手側が特産品等のショッピングエリアになっています。
将棋の駒をモチーフにした菓子、山形の地酒、日本一の消費量を誇るラーメンなどなど、大抵のおみやげはここで揃います。
入り口左手側は工芸品のショッピングエリア。
特に将棋に関する工芸品は種類が豊富!
お手軽に購入できる名入れキーホルダーから、プロ棋士が使用するような高級な駒や将棋盤が揃っています。
特にお値段の張る駒はその美しさと迫力に圧倒されました!
職人さんの技術と駒のデザイン性の高さに溜め息しか出ませんでした…。
是非一度ご覧になってみてください(^-^)
店内奥にあるお食事処では山形の蕎麦や名物の芋煮を味わうことができます。
席数は400席以上あり、お座敷も用意されています。
※感染症対策等により、レイアウトが異なる場合があります。
7.将棋むら天童タワーの基本情報と体験料金と予約
①将棋むら 天童タワー
将棋むら天童タワーの詳細は、以下の「詳細情報」からご確認ください。
詳細情報
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将棋むら 天童タワー
山形県天童市久野本1273-2
023-653-3222023-653-3222
[営業時間] 8:00 〜 18:00
詳細情報
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お気に入りの一文字を駒に書き入れる☆将棋のまち山形・天童で伝統の書き駒体験!
【体験料金】1,210円(税込)/人
詳細情報
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将棋で有名な山形・天童市で伝統彫駒体験!自分で文字を彫り上げ世界にひとつだけの駒を作ろう
【体験料金】1,870円(税込)/人
8.講師・長谷川さんからメッセージ
「オリジナル駒を体験していただけたら。ぜひお待ちしております!」
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