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【特集記事】ノスタルジックな雰囲気はいかが?山形市のおすすめレトロ喫茶店3選

あいた

あいた

山形生まれの山形育ち。県外の人から「山形って何もないよね」と言われたのが悲しかったので 2020年から山形の魅力を発信するSNSを始めました。最近は、県内企業のSNSコンサルティングやSNSのセミナー講師、県内イベントのPRも行っております。【Twitter】https://twitter.com/yama_gata_pro【Instagram】https://www.instagram.com/yamagata___cafe/

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まるでタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな雰囲気を感じる昔ながらの喫茶店。

今若者の間でレトロな喫茶店が流行っています。

今回は山形市街でおすすめのレトロ喫茶3つををご紹介します。ぜひご覧ください。

1.  シャンソン物語

シャンソンを聴きながら一人の時間を楽しむ、半地下にある喫茶店

山形市役所から徒歩2分のところにある1984年創業の「シャンソン物語」 。

今では見かけることが少なくなったネオンサインが印象的です。

白基調のお店の入り口から、緩やかな階段を下ります。

半地下へと続く道は薄暗く、この先にどんな空間が広がっているのかと期待に胸を膨らませながら進みます。

店内に入るとこだわりのインテリアが並ぶ空間に心が踊ります。

オーナーは、18歳の頃からパリのカフェに憧れていたそうで、店内に並ぶアンティーク家具や、インテリア雑貨はオーナーがセレクトしたものです。

また、室内の設計から、アーチ状の天井の指示まで行ったというのですから驚きです。

今も建築が好きでリノベーションやリフォームに関連した雑誌を読んでいるのだそう。

まるで絵画のようなエッチングガラス*が目に入る度に、上品な雰囲気を感じます。
*エッチングガラス : 立体感のある彫刻加工が施されたガラス

座席は43席あります。

それぞれの席から異なった見方で、店内の雑貨や絵画を眺めながら過ごすことができます。

お店はオーナーが34歳の時にお店を始めたとのこと。

七日町にてカフェの物件を探していた際に、こちらの半地下の物件に出会ったそうです。

決め手は、一番奥の席に差し込む外の光。

その光景を見て「まるでパリの屋根裏部屋のようだった」と笑顔でおっしゃっていました。

入口へ続く外の階段の傾斜が緩やかなため、ご年配のお客様も多数いらっしゃるそうです。

お店の奥にあるレトロ可愛い電話はぜひ皆さんにも見ていただきたい。

こちらはなんと実際にお店で使用していた公衆電話だそうです。

電話が来ると目のような二つのベルが鳴り、保留の際は右側に付いたハンドルを回し、保留音を鳴らすそうです。

実際に目の前で鳴らしていただき、とても素敵な音色を聴くことが出来ました。

現在、電話の利用はできないようなのですが、ビジュアルの圧倒的な存在感に目が惹かれます。

✤ メニュー


フード・ドリンクメニュー(2023年5月中旬現在)

人気メニューのフロートをいただきました。


日替珈琲(左)、アイスコーヒーフロート(中央)、日替たっぷり珈琲(右)

アイスコーヒーやアイスティーなどの冷たいドリンクメニューにプラス220円でフロートにできるようです。

なんといってもグラスが可愛い。
オープン当時から使っているグラスなんですって。

こちらの珈琲は煎りたて、挽きたて、淹れたての珈琲です。
日替珈琲は、月曜日はキリマンジャロ、火曜日はコロンビア、、、など使用する豆が毎日変わります。
珈琲豆は現地から仕入れ、オーナーが豆の選別をし、その後自家焙煎を行います。

今回いただいた日替珈琲のカップ&ソーサーは、「最も英国的な王室御用達のテーブルウェア」と言われるロイヤルアルバート。
華やかで上品な雰囲気が素敵。

日替たっぷり珈琲は、アラビアのカップ&ソーサー。
北欧の雰囲気で可愛いですね。

今回はさらに、若いお客様に人気のチョコレートワッフルとストロベリーワッフルもいただきました。


チョコレートワッフル(左)、ストロベリーワッフル(右)

お皿に広がったワッフルはチョコレートやフルーツでデコレーションされており、思わず撮影したくなるほど綺麗です。

オーナーは、お客様にメニューを提供した際に「わ~~!!!」と表情が明るくなったり、帰り際に「美味しかった」と言われるのが嬉しいとおっしゃっていました。

✤ メッセージ

オーナーからVISIT YAMAGATAをご覧の皆様へメッセージをいただきました。

「店名の『シャンソン物語』は、フランスをモチーフにしたことが名前だけでも分かるようにと名付けました。

店内で流れるシャンソンを聴きながら、雑誌を読んだり、ゆっくりと過ごし、一人の時間を大切にしていただけたら嬉しいです。」

詳細情報

シャンソン物語

シャンソン物語

山形市旅籠町2-2-25

023-641-6395023-641-6395

2.  白十字 (はくじゅうじ)

常連さんで賑わう、幅広い世代に愛される町の喫茶店

山形市のランドマーク「文翔館」から徒歩5分の距離にある昭和レトロな喫茶店。

94歳のオーナー山崎恵子さんと娘の渡邊ひろみさんが営む、山形市で有名なお店です。

  
店内に入ると、クリーム色の壁紙にかけられたポスターや、天井から吊るされた可愛らしい照明が目に入ります。

壁紙は店舗の改装時にひろみさんが張り替えたそうです。

ちなみに、山形市の中心地といわれている「七日町」ですが、「なのかまち」ではなく「なぬかまち」が正式町名なんですって。

日常会話では、「なのかまち」と呼ばれているので、どちらの読み方でも伝わるそうです。

店内には、カウンター数と4人掛けのテーブル席があります。

高級感のある深みのある赤い色のソファーと大理石調のテーブルが素敵でした。

お一人様でも、ご友人と一緒でも楽しめますね。

今回、オーナーの恵子さんにインタビューをさせていただきました。

 
恵子さんは、お店が掲載されている書籍を開きながら、

「お店がオープンしたのは、1973年。

元々は主人が満州に勤めていた頃、白十字という喫茶店によく通っていて、そのお店がとても魅力的だったようで、故郷に戻ってきたら白十字というお店を開こうと思ったことがきっかけ。」

と創業の経緯や想いをお話して話してくださいました。

✤ メニュー

ドリンクメニューには、ブレンド、アメリカン、モカ、ブラジルなど、沢山の種類のコーヒーがありました。

一番人気はブレンドコーヒーだそうです。


ブレンド

深みのある味わいで、まったりして少し冷めてしまってもスッキリした香ばしさがありました。

平日限定のランチでは、ステーキ丼(水曜日限定)とナポリタンが人気で、ステーキ丼は12時過ぎになくなることもあるんだとか。


ステーキ丼


ナポリタンセット

常連のお客様も多いそうで、取材時にも常連さんと恵子さんとのまるで家で友人とお茶を飲んで話しているような、暖かくフランクな様子を垣間見ることができました。

実は、私は昨年末に白十字さんに初めて伺ったのですが、恵子さん・娘さんと、常連さんとの和やかな会話や空気感がとても心地よかったことを覚えています。

また、白十字ではコーヒー豆の販売もしています。
入口脇の棚には沢山のコーヒーが並んでいました。

コーヒー豆を購入の際は「混み合うランチ時から時間をずらしていただくと助かります」とのことでした。

✤ メッセージ

恵子さんからVISIT YAMAGATAをご覧の皆様へメッセージをいただきました。

「お客様からはよく居心地がいい、家庭的と言われます。

初めて来店される方にも店内でゆっくりとくつろいでほしいです。」

詳細情報

白十字

白十字

山形市七日町2-7-15

023-622-7774023-622-7774

3.  ジャズ喫茶 OCTET (オクテット)

ジャズを聴きながらお酒はいかが?ジャズを愛するオーナーのお店

1971年創業、山形駅東口から徒歩2分の距離にあるジャズ喫茶。

表通りから小道に入ると現れる渋めの外観。

 
店内に入ると壁一面にレコードがずらり。

オーナーのレコードのコレクションはなんと一万枚以上。

思わずため息が出るほどのJAZZへの愛情を感じます。

店内はカウンター席8席、テーブル席18席。

明るすぎない優しい照明の元、落ち着いた時間を過ごすことができます。

店内に入った時に流れていたジャズが終わると、次のレコードをターンテーブルに置きます。

レコードの上に針を乗せた瞬間、スピーカーから音が鳴り出します。

なかなかこのような様子を見る機会が少ないので、新鮮でした。

ピアノの上には「Play now」の立て札があり、そちらに今聴いているレコードジャケットが立てられます。

オーナーの相澤さんが「戦後ジャズは日本で盛んになり、日本の文化となった。」など、お仕事の合間合間にジャズについて教えてくださいました。

相澤さんがジャズの虜になったきっかけは、東京都有楽町で出会ったジャズ喫茶。
それからラジオ放送でジャズを頻繁に聴くようになり、自身でレコードを集め始めたそうです。

✤ メニュー

こちらがドリンクとフードのメニューです。

小腹が空いたのでコーヒーが付いたピザトーストセットを注文しました。


ピザトーストセット

厚切りのパンにピリッと少しスパイシーな大人のピザトースト。

ピーマンの苦味がアクセントとなり、チーズと合いました。

また、カウンターには様々な洋酒が並んでいます。

楽器の形の洋酒もあり、よく見るとラベルには「OCTET」の文字。

お客さんやご友人からお祝いにいただいたそうです。

折角なので、私もOldの炭酸割りをいただきました。

ジャズを聴きながらお酒を嗜むなんて、なんだか渋い大人になったかのような気持ちになります。

店名のOCTET(オクテット)とは、「八重奏」という意味です。

お店を開店する際に、ジャズ仲間7人とオーナーで作り上げたことから名付けられたそうです。

店内に立てかけられた壁時計は、全て8時を指しているという粋な計らいもあります。

飾られたポスターや写真から和気あいあいとしたお店の雰囲気や歴史が伝わってきます。

取材時にお店にいた常連さんにお店の好きなところを伺ったところ

「ニコニコとしたマスターが素敵」と答えてくれました。

✤ メッセージ


オーナーの相澤さんからVISIT YAMAGATAをご覧の皆様へメッセージをいただきました。


「ジャズは深いんだけれど簡単なんです。

気軽にお店に来て、色々と質問してください。」

詳細情報

ジャズ喫茶  OCTET (オクテット)

ジャズ喫茶 OCTET (オクテット)

山形県山形市幸町5-8

023-642-3805023-642-3805

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