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【特集記事】慈恩寺テラス|山形県寒河江市に「慈恩寺旧境内」の魅力を紹介する新スポットが誕生!
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ホシママ
旦那さんのUターン転職を機に家族で山形へ移住しました。 山形の人・自然・食に魅了され、今ではすっかり虜になっています。 県外の多くの方に山形の魅力を知っていただけるよう頑張ります! また、「山形の暮らしをより豊かに」をテーマに【やまがたぐらし】(https://fullpokko.com/)という個人ブログも運営中です。 今後も様々な角度で山形の情報を発信していきます。
2014(平成26)年10月に国史跡指定となった『慈恩寺旧境内』。
その魅力をわかりやすく紹介する新たな施設が2021年5月に誕生しました!
“時をつなぐ、場をつなぐ”をテーマに、最新技術を駆使した展示、地元のグルメやお土産を楽しむことができます。
1.慈恩寺テラスとは
①概要
2021年の5月1日にオープンした、山形県寒河江(さがえ)市にある慈恩寺テラス。
「時をつなぐ、場をつなぐ」をコンセプトに、2014年10月に国指定史跡となった「慈恩寺旧境内」の魅力を紹介する施設となっています。
施設内には展示室やシアター、カフェなどが整備され、地域の方から観光客の方まで幅広く楽しめる山形のニュースポットです。
②館内マップ
館内マップがこちら
※慈恩寺テラス公式ホームページより引用
順路通りにそれぞれ紹介したいと思います!
2.エントランスホール
まずは施設入り口のエントランスホール!
解放感があって気持ちがいいですね(^-^)
天井は木材で仕上がっており、和紙の照明器具と相まって温もりのある空間となっていました。
そして、是非とも御覧いただきたいのが、一際存在感のあるこちらの「慈恩寺一山絵図」。
ちょうど慈恩寺の方向を向いているので、テラスを回った後は絵図も参考に慈恩寺散策を楽しむのがオススメのコースなんだそうです(^-^)
ホール入り口から左手が展示室への入り口です。
さっそく行ってみましょう!
3.常設展示室
常設展示室入り口からの様子です。
広々とした空間は少し暗く演出されており、エントランスとはまた違った雰囲気!
部屋をぐるっと囲むように展示されたタペストリーやタッチパネルなど、正に美術館や博物館のようでした。
こちらの展示室では、慈恩寺を巡る「7つの謎」を紐解きながら、この土地に刻まれた信仰の記憶を辿ることができます。
①慈恩寺の時代を超えた求心力の謎
②堂舎に刻まれた人々の祈り
③山全体が宗教の一大拠点だった?
④現代に受け継がれる「一切経会」をひもとく
⑤国が誇る宝物がなぜ慈恩寺に?
⑥地中に眠る大寺院の記憶
⑦慈恩寺の山を駆け巡った修験者たち
歴史好きの方にはたまらないのではないでしょうか?
あまり知識が豊富ではない私もじっくりと見入ってしまいました(^-^)
そして、慈恩寺舞楽で実際に使用されていた甲冑や、考古資料、修験装束も展示されています。
甲冑を生で見ることなんてなかなかないですよね。
子ども達が見たら喜びそう…。
(触らないようにかなり気を使いそうですが(^^;))
そしてそして!
展示のメインとなるのがこの「慈恩寺時空トラベル」!!!
約4m×約4mの巨大なジオラマにプロジェクションマッピングが投影され、慈恩寺の1300年にも及ぶ歴史や寺院を構成する院坊、かつて盛んに行われていた修行などを学ぶことができます。
タッチパネルを操作すると、音声と共にプロジェクションマッピングの画像も変化!
これ、すごいですね!
1人で興奮してしまいました 笑
県外出身の筆者ですが、山形の歴史、寒河江の歴史、そして慈恩寺の歴史についてもっと知りたいと思わせてくれる空間です。
4.慈恩寺シアター
順路を進んで次に辿り着くのがこちらの「慈恩寺シアター」。
こちらも凄いんですよ。。。
この壁、なんと丸々スクリーンになります!!!
凄くないですか!?
この大型ラウンドシアター、なんと大きさは「高さ3m×幅約20m」で更に「4K」対応!
実際に見てみると、大迫力の映像と音声にお口があんぐり状態!
どんどん引き込まれていきました。
このようなシアタールームは座る位置などで見えにくかったりするんですが、そのような心配は皆無です(^-^)
現代の最新技術を駆使した迫力のある映像を通して、古代から受け継がれてきた歴史と魅力を感じることができます。
ちなみに、シアタールーム内に並ぶ素敵なデザインの椅子達。
勘の良い方なら既に気付いてらっしゃいますかね?
そうなんです、山形が誇る「天童木工」さんが手がけた椅子なんです。
是非座り心地も感じながら圧巻の映像を御覧ください。
5.物販コーナー
展示室やシアターで慈恩寺の魅力を存分に体験した後は、案内カウンターの隣にある物販コーナーのチェックも忘れずに…。
こちらでは寒河江市のイメージキャラクター「チェリン」のグッズや、慈恩寺十二神将のお守りストラップ、お菓子やお蕎麦などを購入することができます。
もちろんオススメも伺ってきましたよー(^^)
①竹皮草履
創業100年を数える寒河江の会社、軽部草履自慢の「竹皮草履」。
日本で唯一の手編み草履専門店で、その履き心地には定評があります。
職人が丁寧に編み上げた竹皮は造りがしっかりとしていて、室内履きやちょっとした外出にも使用できます。
以前紹介した御殿堰の「群言堂」さんとも協力して製作した「藍染竹皮つっかけ」も販売していました。
②entomo
金属を使用したアクセサリーや金物を作っている慈恩寺出身の作家「entomo」さんのオリジナルアクセサリー。
こちらのアクセサリーは五感を通して出会った「もの」や「人」「場所」がモチーフとなっています。
シンプルなデザインながらも、さりげない存在感を演出できるのが魅力です。
6.寺そば 寺カフェ
慈恩寺に行く前に腹ごしらえも忘れずに…。
(もちろん見学後の余韻に浸りながらいただくのもおすすめです!)
テラス内の「寺そば・寺カフェ」では、冷たい肉そばや寒河江珈琲、寒河江の旬の果物や、寒河江産さくらんぼを使用した「さくらんぼスムージー」などを味わうことができます。
①店内やメニュー
店内の様子です。
子ども用の椅子もあるので、子連れでも気軽に利用できそうですね。
メニューがこちら。
※慈恩寺テラス公式ホームページより引用
寒河江の美味しさがぎゅっと詰まったメニューとなっています。
*上記は5月13日現在のメニューです
最新の情報は店舗へご確認ください
②食レポ
今回注文したのはこちらの「冷たい肉そば」。
早速いただきます!
この山形の冷たい肉そばの程良く甘じょっぱいつゆは本当においしいですよね(≧-≦)
雑味のない透明感の奥に広がるだしや醤油のかおり。
本当にたまりません!
コシのある蕎麦は噛むほどにそばのかおりがふわり。
甘じょっぱいつゆが蕎麦にしっかりと絡み、自分でも驚くくらいどんどん箸が進みます。
親鳥のコリコリとした食感も冷たい肉そばのお楽しみ。
取材ということも忘れ、あっという間に完食してしましました(^^;)
食後はこちらの「寒河江珈琲」。
寒河江珈琲とは「清流寒河江」と「日本一さくらんぼの里 寒河江」をイメージした、後味が綺麗でフルーティな甘さのあるブレンドコーヒーです。
香り高く芳醇な味わいでとても飲みやすかったです。
テイクアウトも可能なので、散策やドライブのお供にもおススメです。
7.実際に慈恩寺を散策
慈恩寺テラスで見聞を広げた後は、本山慈恩寺を探訪するのがおすすめのコース!
…ということで、テラスを満喫後は実際に散策させていただきました。
まずは、古くから参拝のために多くの人が利用したという「仁王坂」を実際に上って行きます。
本山慈恩寺境内まで大人の足で10分ほどなので、丁度良い距離かと思います。
写真の上に屋根だけ見えている「展望休憩所」を目指します。
こちらの坂、見た目以上に体力が必要なのでちょっと覚悟が必要です。
(日ごろの運動不足を少し後悔ました(^^;))
息を切らして坂を上ると…。
展望休憩所に到着です!!!
上ってきた場所を見下ろすと、先ほどまでいた慈恩寺テラスと共に見事な田園風景を望むことができます。
この田園風景は季節でまた違って見えるので、それぞれのシーズンで楽しめそうですね。
そして、休憩所の後ろには本山慈恩寺山門が見えます!
目的地が近くなってくると自然と足取りも軽くなりますね(^^)
石段を上がると目の前に現れる本山慈恩寺山門!
ものすごい迫力でした…。
やっぱり近くで見ると凄いですね。
左右には仁王像が安置されていますので、是非そちらも御覧ください。
山門をくぐると慈恩寺の中核施設、本山慈恩寺本堂(国指定重要文化財)に到着です!
こちらには本尊の弥勒菩薩の他に、重要文化財指定の仏像群などが安置されています。
荘厳な雰囲気と佇まいにしばらく言葉が出ませんでした。
その他にも県指定文化財の「三重塔」や市指定文化財の「薬師堂」と「阿弥陀堂」など見ごたえ十分!
慈恩寺テラスの駐車場に案内があるので、そちらを参考にコースを見て回るのもおすすめです。
8.VISIT YAMAGATAを御覧の皆様へのメッセージ
最後に施設長の佐野さんからメッセージをいただきました。
「慈恩寺テラスは、慈恩寺のことをより深く楽しく学べる施設となっています。
歴史的背景を知って、仏像のことをより身近に感じることができます。
それだけでなく「寺そば・寺カフェ」と飲食スペースも設けていますので、近くにいらした方はお食事だけでも大歓迎です。
こだわりのメニューを取り揃えてお待ちしてますので、ぜひお越しください。」
9.アクセス等
【アクセス】
寒河江駅から車で約10分
道の駅寒河江 チェリーランドから車で4分
【駐車場】
有り(大型6台・普通43台)
【営業時間】
9:00~17:00
[寺カフェ] 10:00~16:00
[寺そば] 11:00~14:00
【定休日】
毎月第2火曜日
*寺そば・寺カフェは毎週火曜日
※休日の場合はその翌日
年末年始(12月29日~1月3日)
詳細情報
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慈恩寺テラス
山形県寒河江市慈恩寺1178-1
0237-84-68110237-84-6811
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