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【特集記事】夜のスノーモンスターを雪上車で見にいこう!山形蔵王 ナイトクルーザー号で行く「樹氷幻想回廊ツアー」
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一ノ口 ソノ (イチノクチ ソノ)
お風呂と二度寝が好きな40代の在宅ワーカー。小学4年生の長男と小学2年生の長女と夫の4人暮らしです。2020年から山形市在住。ボードゲームと読書、ものづくりが趣味。カメラを片手に路地裏の散歩をする時が至福の時間です。山形の楽しさ、美味しさ、素敵さを伝えられると嬉しいです。
蔵王温泉スキー場の樹氷原付近では、例年12月下旬から翌2月末まで樹氷がライトアップされ、日中の白銀の世界とは異なった幻想的な景色を楽しむことができます。
そんな特別な風景を、特別な方法で体験できるのが蔵王ロープウェイで毎年開催している「ナイトクルーザー号で行く『樹氷幻想回廊ツアー』」。
今回、夜の樹氷原まで雪上車で連れて行ってくれるというそのツアーに家族で参加してみることにしました。
ツアー前の道中にちょっと寄り道できる場所も含めて、その魅力をたっぷりご紹介します。
◆樹氷について
山形に引っ越してきたばかりの我が家にとって、初めての山形での冬。
九州生まれの私にとって山形の冬の象徴といえば…「樹氷」です!
樹氷は、東北地方の奥羽山脈の一部の山域でしか確認されない、特殊な自然現象。
別名「スノーモンスター」とも言われるように、雪をまとった針葉樹が摩訶不思議な姿に変わります。
小学生時の教科書に載っていた樹氷の写真を見て、「何これ、すごい…」と感動した私。
ご縁があって山形に住んでいる今、これはもう見に行くしかない!
◆「樹氷幻想回廊ツアー」の内容
蔵王温泉スキー場で毎年12月末〜翌年2月末まで開催されている「ナイトクルーザー号で行く『樹氷幻想回廊ツアー』」は、夜間にライトアップされている樹氷原の幻想的な景色が楽しめる人気のツアー。
蔵王ロープウェイで「蔵王山麓駅」から「樹氷高原駅」まで行き、「樹氷高原駅」から暖房付の雪上車で樹氷がライトアップされている樹氷原まで移動して樹氷を観賞し、帰りは同じルートで「蔵王山麓駅」まで戻ってくるというものです。
ナイトクルーザー号で行く「樹氷幻想回廊」ツアーの概要
2022ー2023
【ツアー開催日】
2022年12月24日(土)~2023年2月27日(月)
うち45日間
【蔵王山麓駅出発時間】
17:00、18:00、19:00
*それぞれ出発20分前に集合
【定員】
1便あたり最大36名
【雪上車運行コース】
樹氷高原駅⇒山頂線4号支柱上部折返し⇒樹氷高原駅
*地蔵山頂駅までは行きません
【料金】
大人:5,500円 / こども:4,600円(2022-2023年シーズン)
*山麓線(蔵王山麓駅−樹氷高原駅)往復 + 雪上車往復
※事前予約が必要です
※天候により中止する場合があります
※気象条件によって樹氷がご覧いただけない場合があります
【お申込み】
お申込み
【お問合せ】
蔵王ロープウェイ山麓駅
☎:023-694-9518
詳細情報
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樹氷観賞 2022-2023
樹氷観賞についての詳しくはここから!!
◆防寒対策をして出発
私たちが参加したのは1月末の17:00出発のコース。
余裕をもって車で早く出発し、ちょっと寄り道をしながら、集合場所の蔵王ロープウェイに向かうことにしました。
比較的早い時間とはいえ、蔵王温泉スキー場はマイナス8℃〜マイナス15℃の極寒の気温とのこと。
そのため、防寒対策をしっかりして出かけることにしました。
[服装]
・耳が隠れる帽子
・ダウンジャケット
・手袋
・スノーブーツ
[あると便利なもの]
・カイロ
*防寒としても役立ちますが、スマホやカメラのバッテリーが落ちそうな時にカイロで温めると充電の持ちが良くなります
この日の天気は晴れ。気持ちのいい青空です。
山形市街から蔵王温泉までの道はしっかり除雪されていて、雪道の運転が苦手な私でも快適でした。
*公共交通機関でお越しの方は、山形駅から蔵王温泉バスターミナルまでの路線バスも出ていますのでご活用ください
◆蔵王に行く前にちょっと寄り道!
今回、蔵王ロープウェイに向かう途中で立ち寄ったのは、山形市街と蔵王温泉スキー場までの中間地点にある「山形県観光物産会館 ぐっと山形」と蔵王温泉街にある「音茶屋」です。
・山形県観光物産会館 ぐっと山形
まずは、蔵王温泉に登る山道に入る手前にある「ぐっと山形」でおやつタイム。
ここに来れば、山形県全域の美味しいものがほぼ全て手に入っちゃうという便利なスポットです。
いつもは隣の産直で野菜を買って、お土産コーナーを回るのですが…
今日はフードコートへ直行!
ぐっと山形のフードコートには、お食事を中心に提供する「うぐいす亭」「ヤマガタキッチン」「米沢琥珀堂」の他に、デザートを提供するお店が3店舗あります。
左から「さくらテラス」「アマービレ」「茶蔵」
茶蔵
山形県内でとれた果物や農産物を加工した「やまがたジェラート」や「抹茶ジェラート」が人気
アマービレ
コーヒーやスイーツのほか、週替わりのスパゲティーや昔ながらのナポリタンを提供
さくらテラス
フルーツ王国「山形の味覚」の旬の味をジュース・パフェ・ソフトクリームにして販売
3店舗でそれぞれいろんなアイスが食べられるということで、本日のデザートはアイスクリームにすることにしました。
①「茶蔵」の[濃茶]を選んだのは、抹茶好きの息子。
「味が濃厚で美味しい」とご満悦。
②同じく「茶蔵」で米沢産の[でわかおりそば]を選んだ私。
この微かに混じる粒はそばがアイスになるとこんな感じなんだ〜!優しい甘さで、後味にそばの風味が香る新感覚アイスでした!
③「アマービレ」で[ディッピンドッツ]を選んだのは娘。
「シャクシャク」としたとした食感が楽しいラムネ味のアイスです。
④夫は「さくらテラス」の[さくらんぼソフト]をチョイス。
甘酸っぱさが口に広がる安定の美味しさだそうです。
詳細情報
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ぐっと山形
山形市表蔵王68番地
023-688-5500023-688-5500
・カフェ 音茶屋
デザートを堪能し、ぐっと山形から約25分のドライブの後、いよいよ蔵王温泉街に到着。
山形は美しい景色が多いのですが、白い雪に包まれた蔵王連峰は本当に綺麗!
ツアーの開始時間より1時間ほど早く着いたので、蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅の近くにあるカフェで過ごすことにしました。
訪れたのは、お昼はランチやコーヒーを提供し、夜はPUB & 居酒屋となるオシャレなお店「音茶屋」。
エアコンなどを使用せず、薪ストーブとペレットストーブで店内を暖めている、環境と体に優しいカフェです。
温かい飲み物でホッと一息。
小上がり席もあって、小さな子供連れのファミリーでもゆっくりくつろげそうです。
店内にはアート作品や地元山形の作家さんの作品も展示されていて、身体も心もほっこり温まります♡
柔らかな午後の日差しが差し込む店内は居心地が良くのんびりしていると、あっという間に出発時間までの時間が来てしまいました。
詳細情報
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音茶屋
山形県山形市蔵王温泉935-24
023-694-9081023-694-9081
◆樹氷幻想回廊ツアー
1. ロープウェイで蔵王山麓駅から樹氷高原駅へ
蔵王山麓駅のロープウェイ乗り場の受付で「樹氷幻想回廊ツアー」のチケットを受け取り、ツアーに参加する他の方と共に乗り場へと移動します。
ロープウェイ乗り場へ向かう階段の手前には、その名も「36SHOP」という売店があるので、時間がある方は覗いてみるのもオススメです。
山形県最上郡舟形町で作られている「舟形マッシュルーム」を使った食品など、山形県ゆかりの商品が並んでいます。
山形県産の石で作られた、石地蔵さまが可愛い〜。
詳細情報
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36SHOP
山形市蔵王温泉229-2 蔵王山麓駅
023-694-9518023-694-9518
ロープウェイに乗り込むと綺麗な夕焼けが見えました。
ロープウェイで樹氷高原駅まで登る間も、下に広がる霧氷(むひょう)*の美しさにうっとり。
*霧氷…樹木や地物に白色ないし半透明の氷層が付着したもので、花が咲いたように見えるのが特徴
ロープウェイが登っていくにつれて、木の様子も少しづつ変化していきます。
およそ7分の空中遊覧を楽しみ、樹氷高原駅に到着しました。
イルミネーションが綺麗…
だけど、寒ーーーい!!!今まで体験したことのない、まつ毛も凍りそうなくらいの寒さです。
2. ナイトクルーザー号
樹氷高原駅から出ると、巨大な重機が待っていました。
これがクルーザー号か!!
キャタピラ、ブレード、全てがビッグサイズ。
重量感も半端なくカッコいい!!
3. クルーザー号に乗車して樹氷原へ
クルーザー号の前に広がる白い世界。
この先にはどんな景色が待っているのか。ワクワクが止まりません。
クルーザー号に乗り込み、樹氷が見られるもっと高い場所まで移動します。
車内はちょっと狭いけど、ビニールの幕で区切られていて感染対策もバッチリです。
時々雪のこぶを乗り越えながら、雪道をどんどん登って行きます。
車内放送で樹氷についての説明を聴きながら、車窓の景色を楽しみました。
4. ついに樹氷原へ
そして、ついに樹氷原に到着!
クルーザー号を下車すると、ライトアップされた樹氷原が目の前に広がります。
白い雪に映るライトアップの色彩も素敵です。
まだ少し残っている夕焼けをバックに見る樹氷。
よく晴れた夕方のツアーでしか見られない光景だそうです。
今まで見たことのない景色に、子供達も大はしゃぎ!
不思議で幻想的な空間、まるで別の国に来たかのような非現実感。
ああ、山形って本当に綺麗な場所だなあ…と、しみじみ感じました。
私たちがツアーに参加した時は、少し雪が少ない時期だったため樹氷自体は出来かけの感じでしたが、実際の樹氷の最盛期には、このような景色を楽しむことができるそうです。
写真提供:蔵王ロープウエイ
写真提供:蔵王ロープウェイ
まさにスノーモンスター!!
樹氷原観賞時間が終わると、またクルーザー号に乗車してロープウェイ高原駅まで戻ります。
駅までの道すがらもイルミネーションを楽しむことができました。
ツアーを案内してくださったスタッフの方々は皆さん優しく、気持ち良く楽しむことができました。
不思議な美しい樹氷の世界、またきっと来たいと思います。
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