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【特集記事】山形県南陽市 2つの会場で楽しむ南陽の菊まつり|秋色に染まる絶景と伝統の祭典
- 南陽市
- 2024.12.24
-
とえこ
置賜出身・置賜在住のWebライターです。県外で暮らしたことをきっかけに山形の魅力を再認識してUターン。とくに山形のおいしい食べものが大好きです。県内外の方が山形をもっと好きになれる情報を発信していきます。

≪2025年の開催について≫
【宮内会場】
開催日:2025年10月3日(金)~10月14日(火)
時間:9:00~16:00
【花公園会場】
開催日:2025年10月15日(水)~11月5日(水)
時間:9:00~16:00
****************************************
≪本文は2024年の様子をレポートしたものです≫
山形県南陽市で毎年秋に開催される「南陽の菊まつり」。
今年も、歴史ある熊野大社周辺の宮内会場と、自然豊かな南陽市花公園を舞台に、美しい菊の世界が広がりました。
このイベントは、地元の方々と観光客がともに楽しめる南陽市の秋の目玉行事です。
見事に育てられた菊の花々は、訪れる人々の心を和ませていました。
今回は2つの会場に足を運び、感動した菊まつりの魅力をたっぷりお届けします。
1. 南陽市の「菊まつり」とは?
~2会場で織りなす秋の祭典~

「南陽の菊まつり」は、山形県南陽市が誇る伝統的な秋のイベントです。
第112回を迎えた2024年は、10月4日から11月6日までの約1か月間にわたり開催されました。
イベントは2つの会場で行われ、それぞれ異なる楽しみ方ができるのが特徴です。
宮内会場では、菊のフラワーアートや幻想的なライトアップが訪れる人々を迎え、花公園会場では精巧な菊人形や菊花大会が見どころとなっています。

さらに、このイベントの背景には、地域の菊栽培文化が息づいています。
南陽市は、菊の生産が盛んな地域であり、花を通じた交流が古くから行われてきました。
このまつりをきっかけに地域の伝統や魅力を再発見できることも、多くの人々が訪れる理由の一つです。
地元南陽の市民の方や県内外の観光客など、多くの方に愛され続けています。
2. 【前半】宮内会場
~熊野大社周辺で秋色の幻想に浸る~

秋晴れの気持ちの良い日に訪れたのは、前半の宮内会場。
熊野大社の大きな鳥居から菊まつりはスタート!
鳥居を抜けた熊野門前通りには、かわいらしい菊のフラワーアートが点在し、訪れる人を出迎えるように飾られていました。

さらに進むと見えてくるのが、熊野大社のシンボルともいえる大銀杏の木。
この時期はまだ色づき始めですが、紅葉が見頃になると圧巻の美しさです。

熊野大社の境内には、秋色に彩られた手水舎も設置されています。
季節を感じさせる菊やもみじで華やかに装飾され、なんだか心がほっこりしました。

① 菊のフラワーアート
◆ 彩り豊かな菊の世界 ◆

宮内会場の目玉の一つが、熊野大社を中心に広がる菊のフラワーアートです。
色鮮やかな菊のフラワーアートが境内や参道のあちこちに飾られ、訪れる人々を楽しませていました。



伝統と季節感を織り交ぜた作品は、アーティストたちの技術と情熱が伝わるもの。
ひとつひとつじっくりと観賞する楽しみも、菊まつりの魅力の一つです。

アーティストの方たちが手掛けた作品は、伝統と季節感が織り交ぜられた芸術品そのもの。
一輪一輪に込められた技術と情熱が伝わり、訪れる人々はその美しさに思わずカメラを向けていました。
デザイナーごとに異なるテーマがあり、それぞれの作品をじっくり観賞する楽しみもこのまつりならではの魅力です。

宮内会場のフラワーアートの中には、菊人形とのコラボレーション作品もありました。
艶やかな菊で彩られた人形は、平安時代の「十二単」をイメージした作品。
光を受けてふんわりと輝く花びらが織りなす色彩の美しさに、目を奪われます。
繊細さと壮麗さに、その時代の世界へ引き込まれたかのような気分を味わえる瞬間でした。

そして、46段の石段であるお御坂をゆっくりと一歩ずつ登ります。
この石段を登った先にも、魅力的なフラワーアートが。
展示作品の配置にも工夫が凝らされており、歩くたびに新たな発見があるのが楽しいポイントです。

また、熊野大社の境内には、訪れる人々を出迎えるように色とりどりの風車が設置されていました。
参道や境内の至るところに飾られており、訪れるたびに癒しのひとときを与えてくれます。
風にそっと揺れるその姿と菊の彩りの相性の良さで、記念写真を撮るスポットとしても人気を集めていました。

② 菊が照らす幻想的な夜
◆「ライトアップ」の魅力 ◆

また、数日限定でフラワーアートのライトアップが開催されました。
夜になると、宮内会場は昼間とは一変し、幻想的な光の演出が加わります。
昼間の鮮やかさとはまた違う、落ち着いた美しさを放っていました。

夜空の下、優しい灯りに浮かび上がる菊の花々は、どこか神秘的で、心がほっと癒されるひとときを与えてくれます。
静かで涼やかな秋の夜風を感じながら、ゆっくりと歩く散策は、忙しい日常を忘れさせてくれる贅沢な時間。



夜の菊まつりは昼とは異なる幻想的な雰囲気が漂い、家族や恋人など大切な人との特別な思い出作りにもぴったりですね。
秋の夜の静けさと美しい光景に包まれながら、心温まるひとときを過ごせました。

3. 【後半】花公園会場
~菊人形と菊花大会で伝統の美に触れる~

菊まつり後半は、子ども達がたくさん集まる花公園が会場です。
この会場には、家族連れで菊の花を見に訪れる方々が多く、にぎやかで和やかな雰囲気に包まれていました。

花公園会場は、道に段差がなく整備されているため、小さな子どもからお年寄り、車椅子を利用する方まで、どなたでも安心して楽しめるバリアフリー環境が整っています。
鮮やかな菊に囲まれた広々とした空間で、家族みんなが笑顔になるようなひとときを過ごせました。

① 菊人形
◆ 匠の技が織りなす精巧な芸術作品 ◆

花公園会場の目玉は、菊人形師が手掛ける精巧な菊人形です。
2024年のテーマは「NHK大河ドラマ 光る君へ」。
平安時代の華やかな情景を、色鮮やかな菊で見事に表現していました。


菊人形の装束には可憐な菊の花が使用され、繊細な配置や色のコントラストが美しかったです。
まるで物語の世界から抜け出してきたかのようなリアルさと迫力に、訪れた多くの人々が足を止め、見入っていました。
歴史と芸術が見事に融合した菊人形は、まさに「まつりの華」。
完成に至るまでにかかった時間や職人さんの想いを感じながら、作品の世界を堪能できました。
② 菊花大会
◆ 南陽市が誇る伝統と華やかさの競演 ◆

南陽の菊まつりの一大イベント、菊花大会 (菊花品評会)は、地域の菊栽培文化を象徴する伝統的な行事です。
2024年も10月30日に審査会が開催され、細部まで行き届いた美しさを競い合う、華やかな菊の競演が繰り広げられました。




菊の評価基準について一部ご紹介します。
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● 大菊三本立 厚物の部
1. 「天 (一番高い花)」の花が「地」「人」の花より花半分高く、「地」「人」の花が平らか「地」の花が「人」の花より少し高いもの
2. 葉の大きさが上にいくほど大きいもの
3. 花は大きく、花弁の組みが良いもの
4. 三花とも同じ大きさで、審査日 (10月30日)に満開のもの
5. 葉姿は、葉に生気がみなぎり、一枚の欠落もなく整然としていて、病害虫の被害がないこと
6. 三枝の分岐点の位置と立ちあがる角度が美しく、三花の高低差(天・地・人)も調和がとれていること
(参考:南陽の菊まつり公式HP)
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この厳格な基準に基づく審査は、菊栽培の奥深さを改めて実感させてくれます。
会場内には、入賞作品の他にも数多くの力作が展示されており、その一点一点が育てた人の想いや技術の結晶です。
美しい菊の姿に込められた匠の努力を思いながら、自分だけのお気に入りの菊を探してみてはいかがでしょうか。
③ 菊のフォトスポット
◆ 彩り豊かな瞬間を想い出に ◆

花公園会場では、至るところがフォトジェニックなスポットとなっています。
特に人気なのは、玉菊を背景にした菊の大きな花壇。
菊が満開になった時期がベスト!
2024年は菊花大会の開催日あたりが満開で、とても美しかったです。

(2024年10月24日撮影)

(2024年11月5日撮影)
家族や友人との記念撮影にぴったりの場所がたくさん!
見どころ満載の菊まつりで、華やかな菊の景色が訪れた秋のひとときを彩ってくれること間違いなしです。
4. おわりに

南陽の菊まつりでは、地域の未来を担う子どもたちも大活躍していました。
宮内小学校6年生が心を込めて作った美しい花手水や、市内の小学生たちが一生懸命育てた立派な菊の花々が会場を彩っていました。

このまつりは、地域の子どもたちから大人まで、みんなで力を合わせて守り続けている大切な伝統です。
一輪一輪の菊には、それを支える人々の愛情や努力が詰まっており、訪れる人々の心に温かい感動を届けてくれます。
この素晴らしい文化が、これからも世代を超えて受け継がれ、毎年秋に私たちを迎えてくれるはず。
南陽の菊まつりで過ごすひとときが、皆さんの心に鮮やかに咲き続けますように。
詳細情報

-
南陽の菊まつり
【開催期間】
0238-40-20020238-40-2002
10月上旬~11月上旬
【時間】
9:00~16:00
【会場】
前期:宮内会場
後期:花公園会場
【お問合せ】
南陽市観光協会
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