◆歴史と風格漂う霞城公園の桜

まずはこちら霞城公園。
山形市のほぼ中心部に位置し、駅からのアクセスも良好です。
広い園内には、約1,500本の桜が咲き誇り、市内でも多くの人が集まるお花見スポットとなっています。

また「日本100名城」にも認定された城跡はとても見応えがあり、特に「二ノ丸東大手門」から見る桜並木は圧巻。
夜にはライトアップも行われているので、昼とは違った艶やかな桜もぜひご覧ください。

◆こんな楽しみ方も…

霞城公園の敷地内・付近には山形県立博物館、山形美術館、最上義光歴史館などの文化施設もあります。
山形の芸術、歴史を知るためにはぜひ足を運んで欲しいところ。

そして最近人気なのがこちらの「山形市市郷土館」こと旧県立病院「済生館」の本館です。
テレビ番組で紹介されたのをきっかけに、入場者数がジワジワと増え続けているそうなんです！

1966（昭和41）年に国の重要文化財にも指定され、67年に現在の場所に移築されました。
建物は４階建ての三層楼で、外壁の色はもちろんのことガラス窓や扉は独特のデザイン。これは明治時代初期の日本でよく見られた「擬洋風建築」を利用したものです。

特に今の季節は、舞い散る桜と建物のコントラストがとても美しいですよ。
また、館内はなんと入場無料！
展示されている医学資料や郷土資料は貴重なものが多くとても興味深いので、ぜひ中を覗いてみてくださいね。

◆ライトアップも美しい馬見ヶ崎さくらライン

次にご紹介したいのが「馬見ヶ崎さくらライン」です。

こちらでは川沿いにある約2.3kmの桜並木を見ることが出来ます。
車道の両サイドから道路を覆うように咲く桜は、まるでトンネルのよう。
川沿いを歩いてみるのも良いですが、川風を感じながら川原でのんびりするのもおすすめです。

また、こちらも夜はライトアップが行われています。静寂に包まれながら見る桜もまた美しいです。

開花期間は車道がとても混雑しますので、お車で行かれる方は注意してくださいね。

◆意外と穴場？！列車通にはたまらない公園

そして最後に撮り鉄、乗り鉄…鉄道好きの方々に朗報です。
こちらＪＲ山形駅前大通りの裏手にある第二公園は、国鉄時代の1969（昭和44）年までの半世紀近くにわたり旅客列車用として実際に活躍した蒸気機関車が保存されているんです。

この季節は舞い散る桜とともに、その姿を見ることができます。
最大出力は159馬力で、約240万キロ以上を走行したというから驚きです。

ずっと見つめていると、煙を上げ高度経済成長期の山形を駆け抜けた往時の様子が蘇ってくるよう。

なんと嬉しいことに、機関車脇には階段があり運転室などを間近に眺めることも可能。

アラサ―女子のわたしは人目を忍んでそっと階段を上りましたが、旅の恥はかき捨てです！
ぜひ思い切って足を踏み出し、運転士気分を味わってみてくださいね。

◆お花見のあとはカフェでまったり…

お花見のあとは、ひと休憩したいところ。
山形市香澄町の「スロージャム （SLOW JAM）」さんは、山形の「旬」の素材を活かしたカフェメニューからスイーツまで揃うカフェです。

特にわたしがおすすめするのは、こちらの「サバサンド」です。

香り高いバゲットに挟まっているのは、オリジナルソースをまとったサバ！
カリッとした歯ごたえのあるバゲットを頬張れば、サバの旨味が口の中にじゅんわり広がります。

ボリュームもある上、さらにスープもついているのでお腹いっぱいになること間違いありません。

今週末は気温も上がり、お花見にはぴったりの陽気になるようです。
ご家族やお友達と合わせ、ぜひお出掛けください。

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