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【特集記事】山形で話題の「焼き芋・お芋スイーツ」6選 |あま~い冬のおやつ

あいた

あいた

山形生まれの山形育ち。県外の人から「山形って何もないよね」と言われたのが悲しかったので 2020年から山形の魅力を発信するSNSを始めました。最近は、県内企業のSNSコンサルティングやSNSのセミナー講師、県内イベントのPRも行っております。【Twitter】https://twitter.com/yama_gata_pro【Instagram】https://www.instagram.com/yamagata___cafe/

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寒くなると無性に食べたくなるホカホカの焼き芋。

「焼き芋が食べたくなってきたけど、どこに売っているのかよく分からない…」

「ホクホクの焼き芋だけでなく、とろりとした甘いみつ芋も気になる~」

という焼き芋屋さん探しで迷っている焼き芋好きの皆さまのために、今回は山形県の村山地方と置賜地方で人気の焼き芋や焼き芋スイーツが食べられるお店をご紹介します!

メニュー・価格は取材当時のものです。
最新情報は直接お店にお問合せください。

〈山形市〉

1.  焼き芋かん太

🍠 あなたはどっち派?
甘味を感じるしっとり系 VS 昔ながらのホクホク系


 
山形駅東口から約650m、徒歩10分の距離にある焼き芋屋さん。
しっとり系とホクホク系の2種類のお芋を楽しむことができます。

焼き芋好きの方はご存じかと思いますが、焼き芋の中でも人気の「紅はるか」という品種は、各地でブランドがあり、例えば、茨城県産「紅天使」、宮崎県産「葵はるか」、新潟だと「芋ジェンヌ」などがあります。

その中でも、大分県産のブランド芋に「甘太くん」というお芋があります。

なんと店主の和合さんのお孫さんの名前も「かんたくん」ということで、大分県産のブランド芋「甘太くん」に愛着が湧き、「焼き芋かん太」という今の店名に決めたそうです。
※開店当初は店名の「やきいも」はひらがな表記でしたが、現在は漢字表記の「焼き芋」に変更

同じ品種の中でも様々なブランドがあるなんて初めて知りました。
味比べがしたくなりますね。

焼き芋メニューは、しっとり系とホクホク系に分かれて、黒板に記載されています。

また、縦軸が「しっとりーホクホク」、横軸が「甘みあっさりー甘み濃厚」のグラフが掲示されていました。

沢山の品種があると迷ってしまうのでグラフを見ながら選べるのは嬉しいですね。

お店のレジカウンターの隣には、沢山の種類の焼き芋が並んでいます。

時期によってラインナップが変わるようで、取材時は6種類の焼き芋がありましたが、この日は甘太くんは入荷していませんでした。

残念! また次回食べに行きたいと思います!

こちらのお店では、グラム数に応じて値段が変わる量り売りです。
それぞれ100g当たりの金額が書いてありました。


オーブンと石焼き

オーブンと石焼きの2つの焼き機があり、芋によって焼き方を変えているそうです。


お徳用シルクスイート 小サイズ

シルクスイート好きの方にはこちらがおすすめ!
小さいサイズのシルクスイートが沢山入っているお得感満載の商品です!


紅はるか・鳴門金時

紅はるかと鳴門金時を購入しました。

紅はるかは焼き芋ブームの先駆けになったとも言われるしっとりと甘めの味わい。
鳴門金時は甘さが優しいホクホク系でした。

沢山の種類の芋から選べるのって嬉しいですよね。
しっとり系とホクホク系、自分好みのお芋を探しに行ってはいかがでしょうか?

詳細情報

焼き芋かん太

焼き芋かん太

山形県山形市桜町4-16

090-9747-3481 090-9747-3481

2. やきいもや

🍠 冷やすと甘味とねっとり感が増す?!
冬でも人気の冷やし焼き芋

山形駅から車で数分の距離にあり、「やきいもや」という大きな文字が書かれたサツマイモのような紅色ののぼりが目印の焼き芋屋さん。

店主の齋藤さんは「地域の人たちの交流の場を作りたい」という想いがあり、2017年から焼き芋専門店を始めました。

冷やしシャンプーや冷やしラーメンなど、冷やし文化が根付く山形でいち早く「冷やし焼き芋」を始めたのがこちらのお店。

焼き芋を焼いた後、熟成させその後急速に冷凍することにより甘味がさらに増すことに気づいたとのことです。
期間を長くすることにより、また甘味が変わってくるようです。

また、さつまいもの熟成にもこだわりがあり、店内にはさつまいも用の温度管理のできる保管庫がありました。

さつまいもは適切な温度、湿度が管理された部屋で熟成させることにより甘味が変わるそうです。

農家さんがさつまいもを収穫後に熟成させてから店舗に直送してくださるのですが、お店に届いてからも1本ずつ新聞紙でくるみ保管庫に入れ、温度管理をして熟成しているとのことです。

さつまいもの皮の厚さや大きさ、硬さなどによって熟成期間を変えており、さつまいもへのこだわりを感じます。
     

<紅はるか> (中) 200円、(大) 250円、(特大)350円

焼き芋は3つのサイズ(中、大、特大)と3つの状態(温かい、冷たい、冷凍)から選ぶことができます。

夏は「冷やし焼き芋」が人気で、冬になると「温かい焼き芋」が人気なのかと思ったのですが、「冷凍焼き芋」は1年中人気のようです!

店主におすすめを聞いたところ、やはり「冷やし焼き芋」とのことでしたので、「冷やし焼き芋」を頂きました。

たしかに、普通の焼き芋に比べると、ねっとり感と甘味が増しているように感じます。

焼き芋は温かい方が美味しいと思っていましたが、冷やしも美味しい!


冷凍やきいもスイーツ

次は、今年(2022年)始めた話題の商品を頂きました。
販売を始めたばかりの商品ですが、沢山のお客さんが注文しているそうです。


抹茶アイスあずき

こちらは、「抹茶アイスあずき」です。

焼き芋、コーンフレイク、抹茶アイス、あずきが入っています。
さつまいもとあずきの組み合わせが合いますね!
夏に食べたらさらに美味しいだろうな~!


冷凍チーズやきいも

最後に、11月から販売開始した「冷凍チーズやきいも」も頂きました。

焼き芋の上にチーズケーキとチーズが乗っているんです!
熱々のとろけたチーズと焼き芋、初めての組み合わせですが、これまた合います。

店主の今後の目標は「学生が遊びにきて、親に言えないことを相談したり、交流できるような居場所を作りたい」とのことでした。

温かい焼き芋だけでなく、冷やし焼き芋、冷凍やきいもスイーツ、新メニューなど、焼き芋の常識に囚われない自由なメニュー。

どんなメニューが増えていくのか、今後も楽しみですね。

詳細情報

やきいもや

やきいもや

山形県山形市大手町8

023-674-8586023-674-8586

3. 焼き芋専門店 まる芋

🍠 全国でも珍しい
”白い大学芋”が食べられる

山形市七日町に2018年にオープンした焼き芋専門店。

みなさん、「白い大学芋」はご存知でしょうか?
白い大学芋は、1960年頃に七日町でも数店舗で提供しており、大ブームだったようです!

その白い大学芋が60年の時を超えて復活しました!
こちらのお店では、全国的にも取り扱いの少ない白い大学芋を県内で唯一購入することができます。


白い大学芋 (紅あずま)

雪のように砂糖がかかった大学芋。外はサクサク、中はホクホクの新食感!
なんだろうこれ!

さらさらとした砂糖がまぶしてあるため、普通の大学芋よりもあっさりとして食べやすい!
おかわりが止まらない美味しさでした!

お店の代表自身も白い大学芋を食べたことがなかったため、商品開発には苦労したようです。

しかし、販売を始めると、昔の白い大学芋を知っている方からの「懐かしい!」との声や、若い方からの「新鮮な食感で美味しい!」と幅広い世代の方から好評を頂き、嬉しかったとのことでした。


焼き芋アイス

次にご紹介するのは、温かい焼き芋に蔵王ミルクアイスがどーんと乗った、その名も焼き芋アイス!

実はこちらのメニューはInstagram上で“映えて・美味しい”と話題になっています。

焼き芋とアイスというシンプルな組み合わせなのに、まるで極上スイーツ。
焼き芋とその熱でとろけたアイスがたまらなく美味しかったです。


焼き芋(紅はるか・シルクスイート)  S 300円 M 400円 L 500円

定番の焼き芋も3つのサイズで販売しています。
焼き芋は、約2時間かけてじっくり焼き上げることにより、サツマイモの甘味を最大限に引き出しているとのこと。

焼き芋は紅はるかとシルクスイート、白い大学芋は紅あずま とメニューによって品種を変えていて、製法にもこだわりを感じます。

店内にはイートインスペースもあるので、天候の悪い日も店内でゆったりと食べることができます。

代表の齋野さんは、「フードトラックがあるので、今後は県内のイベントに出店し、白い大学芋を広めていきたい。出来立てが一番おいしいので、出来立てを沢山の方に届けていきたい」とおっしゃっていました。

是非皆さんも、山形ではここでしか味わうことのできない「白い大学芋」やSNSで話題の「焼き芋アイス」を食べてみてはいかがでしょうか?

詳細情報

焼き芋専門店「まる芋」

焼き芋専門店「まる芋」

山形市七日町2-7-43

023-664-3815023-664-3815

〈山辺町〉

4. すみどや

🍠 ”種子島”から直送された本場の安納芋が味わえる
こだわりの焼き芋屋さん

山辺町にある「すみどや」。
こちらのお店は、1年を通してたこ焼きを販売しているのですが、秋冬限定で焼き芋を販売しています。

焼き芋販売の時期になると、たこ焼きを販売している店舗から道路を挟んだ場所に、焼き芋を作るためのコンテナハウスが現れます。
※焼き芋が焼きあがると店舗の外壁に「営業中」の看板が掛けられます


石焼き

店舗の中では、石焼き芋機で2種類のさつまいもが焼かれていました。
ころんとした形のさつまいもが可愛いですね。

石焼きでは、石に触れている面が重点的に温まるため、タイマーを確認しながら分刻みで芋の位置を変えたり、さつまいもの水分量によっても焼き方を変えているそうです。

上の写真、左が種子島産の安納芋の紅いも、右が茨城産の紅はるか。

今では各地で栽培されている安納芋ですが、太平洋戦争後、戦地から兵隊さんが持ち帰った芋苗をこの島の安納地区で栽培されたのが「安納いも」の始まりと言われています。
※鹿児島県HPより

また、「安納芋」は2013年までは種子島でしか栽培が認められていなかったそうです。
山形にいながら本場の味を楽しむことができるなんて、なんて贅沢なのでしょう。


安納芋(紅いも)

こちらが本場鹿児島の安納芋の紅いもです。
普段食べている焼き芋よりも色合いが濃く感じます!

この紅いもと紅はるかを比べてみると色合いが全く違いますね!

左側の紅いもは、右側の紅はるかに比べてオレンジが強く見えます!

それでは食べてみます。

まずは、種子島産の紅いもから。
皮が硬めなので、スプーンですくって食べます。

「しっとりと優しい甘みで美味しい~」
沢山食べても口飽きせずにバクバクと食べられそうな味でした!

次は、紅はるかを食べてみます。

「あっま!!」
紅いもも甘くて美味しかったのですが、紅はるかは甘さの度合いが全然違います!

ひとえに焼き芋といってもこんなに味が違うんだ!と感動しました。

また、12月頃になると、種子島産の安納芋の紅黄金が入荷するようです。
入荷したらまた食べに伺いたいと思います!

道路を挟んだ向かい側には「すみ小屋」という休憩スペースがあります。

こちらでは、店舗で購入した焼き芋やたこ焼きをベンチに座りながらゆったりと食べることができます。
焼き芋だけでなく、お団子のように串に刺さったたこ焼きもおすすめですよ。

お店の代表の奥山さんは「子供のころのなけなしのお小遣いで買ったたこ焼きや焼き芋がとても美味しくて、今の人たちにも美味しいものを食べてほしい」という想いがあり、子供でも購入できるような価格にしているとのことです。

焼き芋の販売を始めて10年、口コミを通して年々来店されるお客さんが増えているそうです。

地元の方に愛されるお店で、こだわりと想いのつまった本場の焼き芋とたこ焼きはいかがでしょうか?

詳細情報

すみどや

すみどや

山形県東村山郡山辺町山辺2946-3

023-665-9909023-665-9909

〈南陽市〉

5. gelato en. (ジェラートエン)

🍠 冬季限定!
ジェラート屋さんで味わう壺やき芋はいかが?

 
1200年の歴史を誇る、山形県南陽市宮内の熊野大社。
その熊野大社の参道にあるジェラート屋さんでは、冬季期間に壺やき芋を販売しています。

明るく優しい印象のナチュラルカラーの木造の外観。

熊野大社は、本殿の裏側に隠し彫りされている「3羽のうさぎをすべて見つけると願いが叶う」と評判になり、今では恋が成就するパワースポットとしても有名です。

gelato en. さんのロゴにもその3羽のうさぎが描かれています。
シンプルながら和の雰囲気を感じる可愛らしいうさぎですね。

焼壺

さつまいもはこちらの焼壺でじっくり2時間焼き上げています。

焼壺に吊るされているさつまいもってなんだか可愛いですよね。

店内に入ると、レジカウンターの左側にジェラートが並んでおり、右側に焼き芋の入ったホットショーケースがあります。


壺やき芋

品種やサイズによって価格が変わるようです。
焼壺でじっくりと丁寧に焼き上げた焼き芋はとても人気で、取材時は完売でした!

11月上旬に取材に伺ったのですが、お店の隣にある大銀杏が綺麗な黄金色に色づいていました。

紅葉の時期には樹齢900年の大銀杏を眺めながら壺やき芋を楽しむのも素敵ですね。

また、壺やき芋にジェラートの乗った「壺やき芋のジェラート」も販売しています。
※2022年12月現在販売中です 
次のシーズンに関しましては公式SNSなどでご確認ください

温かい焼き芋と冷たいジェラートはいかがでしょうか?

詳細情報

gelato en. (ジェラートエン)

gelato en. (ジェラートエン)

山形県南陽市宮内3647-2

0238-40-08050238-40-0805

〈米沢市〉

6. batata

🍠 1日限定20個!
炭火で”6時間”焼き上げた甘味たっぷりのみついも

 
「焼き芋をスイーツに特化させるとどうなるのか」
「天然100%の自然由来の食材でどれだけスイーツになれるのか」

そんな熱い想いを持った店主が2020年に始めた小さな焼き芋屋さん。

千葉県にある農家さん直送の特級品さつまいもを炭火でじっくり焼くこと6時間!

こちらのお店の売りはこだわりのさつまいもをとても丁寧に焼き上げた「みついも」です!

山形県立米沢女子短期大学の正門から徒歩1分の距離にあり、ネイビーの四角の外観が目印です。

店舗の右側には車1台分の駐車場があるので、そちらを利用下さい。


万能窯

さつまいもはこちらの万能窯で焼いています。
ターコイズブルーのレトロな雰囲気が可愛いですね。

 炭火の火加減調整が難しいため、付きっきりで対応しているそうです。


みついも

食べ歩きができるように、持ちやすい大きさにカットされたみついも。


※撮影のためにビニールを剥がして撮影させて頂きました

甘味が凝縮したようなみっちりとした見た目ですね。
では、早速食べてみます。

「なんだこれ!!これさつまいもなの!?」

砂糖で加工されたかのような強い甘味で、食感はとても滑らか。
さつまいも本来の甘味なのに、まるでスイーツのようです。
お客さんから「砂糖や蜂蜜を入れているんですか?」と聞かれることもあるんだとか。

メニューは「みついも (350円)」一品のみ。
一品にかける情熱と、芋への愛情に心を打たれました。

1年を通して営業していますが、米沢は豪雪地帯のため、大雪の際は営業しないそうです。
(電話かお店公式LINEで予約をすると、大雪で休業の際も対応してくださることもあるそうです)

また、みついもは数量限定のため、大雪でなくても予約していく方が安心だと思います。

今後は徐々に店舗販売を減らし、2023年からは本格的に予約販売店への移行を考えているとのことでした。
ご予約の方には、朝10時から~夜7時までご希望の時間に販売してくださるとのことです。

芋愛にあふれたお店で、こだわりのみついもはいかがでしょうか。

詳細情報

batata

batata

山形県米沢市通町 6丁目14-47

090-2934-9982090-2934-9982

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