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【特集記事】さかた海鮮市場・みなと市場・SAKATANTOを地元ライターが紹介!|海の幸を満喫できる魅力満載の「酒田港」
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ほりえ
庄内生まれの管理栄養士ライターです。もともと自然が好きで、さくらんぼや芋煮以外にも、Uターンして感じた山形の魅力、話題のスポットからひっそりと隠れた名所まで地元民ならでは情報をピックアップ。おすすめのグルメ情報もお届けします。
山形県唯一の港湾「酒田港」。
最上川の河口部に位置し、古くから日本海沿岸や内陸河川の交通・軍事・通商の上で、大切な拠点として発展してきました。
2016(平成28)年には「*ポート・オブ・ザ・イヤー*2016」を受賞し、翌年は外国クルーズ船が寄港するなど観光地として成長しながらも、国際的な貿易港として地域経済や生活を支える大きな役割を果たしています。
*港湾の物流、人流、産業、観光、みなとまちづくり等の港湾活動やみなとに関する話題づくりにその年で最も優れ、「みなとの元気」を高めた港湾に贈られるもの
また、付近には庄内の海で獲れた新鮮な海の幸を堪能できる市場もあり、そちらも人気の観光スポットとなっています。
そこで今回は、そんな山形県の開かれた港「酒田港」の魅力をたっぷりとお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください!
1.酒田港について
酒田は最上川が日本海に注ぐ河口に発達した街です。
昔から日本海沿岸と内陸とを結ぶ交通の拠点として栄え、江戸時代に河村瑞賢が西回り航路を開拓したことによりさらに繁栄しました。
江戸時代中期には、回船問屋が97軒にも及び、いかに酒田港が繁栄していたのかをものがたります。
現在は県内外から人々が行き交うにぎわいあふれる港になり、地域の交流や観光の拠点としての役割も果たしています。
酒田港周辺には、酒田港の歴史や海運・貿易などを紹介している「酒田海洋センター」、イベントなどが行われる「舟場町緑地」、定期船「とびしま」のフェリーターミナルなどがあります。
さらに、海の幸を堪能できる「さかた海鮮市場」、酒田をはじめとする山形のお土産品や美味しいものが揃う「みなと市場」、そして2022年にオープンした「SAKATANTO」があり、海鮮好きにはたまらないエリアとなっています。
では、これより以下の順番でご紹介していきます!
1. さかた海鮮市場
2. みなと市場
3. SAKATANTO
4. 酒田海洋センター
5. 舟場町緑地
6. 定期船とびしまフェリーターミナル
2.庄内浜産の地魚がずらり「さかた海鮮市場」
・菅原鮮魚さかた海鮮市場本舗
さかた海鮮市場の1階には「菅原鮮魚さかた海鮮市場本舗」があり、新鮮な海の幸を購入することができます。
早速お店に入ってみると、ふわっと海の香りが広がります。
取材時は、紅葉(もみじ)鯛や本マグロ、鮭などがずらーっと並んでいました!
店内にはお刺身や握りずしが食べやすい量で販売されていて、少しずついろいろな種類の魚を食べたいという方におすすめです。
また、下ごしらえや切り身、刺身への加工に対応してもらえるのもうれしいポイント。
季節に応じて旬の魚がいち早く味わえるのも、海鮮市場ならではの魅力ですよね!
どの時期に訪れても新鮮な海の幸に出会える海鮮市場ですが、筆者が特におすすめしたいのは6月〜8月頃。
庄内浜では6月~8月中旬にかけて天然の岩牡蠣が獲れ、これが口に入れたらとろけるような食感なんです!
ぷりっとして濃厚な旨みの岩牡蠣は、レモンや酢醤油をかけていただいても絶品!
鳥海山の伏流水や豊富なプランクトンによって、ぷっくりと大きく育った日本海の恵みをぜひ一度味わってみてください。
・海鮮どんや とびしま
1階の鮮魚店から階段を上がっていくと、2階には「海鮮どんや とびしま」があります。
朝7時からの開店で、庄内浜の「海鮮」「海幸」「海旬」にこだわった新鮮な丼ものや定食が食べられます。
お席はカウンターと畳敷きがあって広々としています。
酒田港の景色や日本海を眺めながらいただく海鮮丼は、幸せな気持ちになれること間違いなしですよ!
旬の魚を使った期間限定の料理は売り切れてしまうことも多い人気メニューなので、朝や昼早めの来店をおすすめします。
・喰居来居や 和ん (くいこいや わん)
食べたい海鮮丼が売り切れていた…という方も、まだまだチャンスはありますよ!
階段を下りた左手に「喰居来居や 和ん(くいこいや わん)」があります。
定食屋さんのような落ち着いた雰囲気で、直営店ならではの鮮度とコスパのよさが魅力のお店です。
にぎり寿司や丼ものに加えて、季節の食材を使った海鮮パスタがほぼワンコインでいただけますよ。
テイクアウトの注文もできるので、みんなでわいわいシェアしても楽しめます。
通常はランチのみの営業ですが、前日までに予約していればディナーも楽しめるので、ぜひさまざまなシーンで利用してみてくださいね。
海鮮市場の奥には、温かみのある木の展望デッキがあります。
酒田港が一望でき、晴れた日は風がとっても気持ちいいですよ。
お食事を楽しんだあとに穏やかな波の音を聞きながら、ひと休みするのもおすすめです。
筆者の中では隠れた癒しスポットになっています 笑
詳細情報
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さかた海鮮市場
山形県酒田市船場町2-5-10
3.酒田の旨いものが勢揃いする「みなと市場」
海の幸のほかにも何か酒田のお土産がほしいという方は、ぜひ「みなと市場」に足を運んでみてください。
地元の方や観光客向けに酒田市の幸を提供する場として建てられた「みなと市場」。
その品ぞろえは海産物にとどまらず、山形の地酒や野菜、果物などバラエティに富んでいます。
それぞれのお店で売られている商品のジャンルが違うので、歩いているだけでも楽しめますよ。
今回筆者が個人的に気になってお邪魔したのは「小松鮪専門店」。
マグロを贅沢に使った海鮮丼や限定メニューなど、とにかくその盛りのよさと旨みたっぷりのマグロが散りばめられ、たまりません…!
三種赤身丼をいただきましたが、舌の上でとろける甘エビや脂ののった赤身にコリコリ食感のつぶ貝など、どれも絶品でした。
メニューの種類が豊富なので、また行きたいと思います!
詳細情報
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みなと市場
山形県酒田市船場町2-5-56
4.酒田港の新スポット「SAKATANTO」
酒田港の注目スポットでもう一つおさえておきたいのが、2022年9月2日にオープンした「SAKATANTO」。
飲食・物販店、イベントスペース、観光・釣り情報窓口など、地域の食と観光をテーマにした交流拠点です。
倉庫として使われていた東埠頭上屋を改装して作られた店内は、清潔感があっておしゃれな印象。
「地域のおいしい発着所」として、酒田港で今、活気づいているフードスポットの一つですよ。
取材時は「米っこ最上」「鮮活 喰いで!!」「らあめん轍」「イカ恋食堂」「FRIED LAND」の5店舗でしたが、11月にGood Fishing Yamagataがオープンしました。
※菜花 EXPRESSは2022年12月OPEN予定
今回テイクアウトしたのは、「FRIED LAND」のフィッシュ&チップスです。
こちらでは旬の魚と季節の野菜を3種類の中から一つずつ選べます。
今回はサクラマス、ワラサ (ブリの幼魚)、なんとサメの3つでした!
ソースは5種類の中から選べるので、組み合わせによって飽きのこない楽しみ方ができます。
筆者は、初めていただくワラサと大葉のジェノベーゼソースを選びました。
100%県内産の米粉と米油を使っていて、衣はサクサクでカリカリの香ばしさ、中はふわっとやわらかい身のがソースと相性抜群なんです。
大葉のジェノベーゼソースはニンニクが効いていて、大葉の香りが口いっぱいに広がりました!
SAKATANTOは店内や外にも飲食スペースが設けられています。
奥に進むと海を見ながら食事が楽しめますよ。
SAKATANTOでお食事している方数人にお話を伺ったところ、「2回目の来店だけど、間違いないおいしさ!」「いろいろなイカの食感が楽しめて満足!」など、うれしい声がたくさん聞けました。
テイクアウトできるものが多く、好きな場所でおいしいごはんが食べられるのもいいですよね。
10月からは夜営業も行っているそうなので、ランチは難しいけど…という方もぜひ訪れてみてくださいね。
※金・土・祝前日の夜「鮮活喰で!!」「らあめん轍」「FRIED LAND」の3店舗のみ営業(~21時)
詳細情報
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SAKATANTO
山形県酒田市船場町2-5-15
5.酒田海洋センター
海の幸を満喫したあとは、酒田港について学んでみましょう。
海鮮市場の道路をはさんで歩道橋をのぼっていくと、「酒田海洋センター」があります。
入館料は無料ですが、酒田港の歴史や海運・貿易に関することなど、港の役割が幅広く知れる「海の博物館」なんです。
中に入ってみると、船の模型や税関などに関するパネルの展示や資料がいっぱい!
船の操舵室の様子も見学でき、「中はこんなふうになっているのか…!」と新しい発見の連続でした。
また、酒田港ではコンテナ貨物を取り扱っていて、紙おむつなどの日用品を中国やロシアに輸出し、住宅建材や缶詰、日用品の原料などを多く輸入しているそうです。
なかなか知る機会が少ない酒田港の貿易や生活に密着した輸出入貨物のあれこれを学ことができて、とても興味深い時間でした!
酒田港に立ち寄った記念に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
6.舟場町緑地
酒田港について学んだあとは、ゆっくりお散歩してみるのもおすすめです。
酒田港には「舟場町緑地」と呼ばれる芝生広場があります。
イベントが行われることも多く、港だからこその貴重な体験や新鮮な海の幸のふるまいは大人気です!
ここは朝焼けや夕焼けもきれいな場所なので、フォトスポットにもおすすめですよ。
海を左手に眺めながらずーっと歩いていくと、遊具や屋根のある休憩所、スケートボード広場があります。
軽い散歩にもちょうどよい穴場スポットなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
7.定期船とびしまフェリーターミナル
山形県唯一の離島「飛島」。
酒田港には片道75分で飛島に行ける、定期船とびしまの発着所があります。
GWや7~8月頃には、「子ども無料キャンペーン」が行われており、認定ガイドによるミニ飛島講座や野鳥観察ツアーなど、長期休みや夏の思い出作りにもなりそうです。
午前中の出港なら、隣のさかた海鮮市場で朝定食を食べてからの出発がおすすめですよ!
今回紹介した以外にも日和山公園や山居倉庫など、酒田港周辺は散歩しながらまわれる名所がたくさんあります。
観光用自転車の貸し出しも無料で行っているので、酒田の豊かな自然やグルメを堪能してみてください!
詳細情報
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飛島の旅の様子はこちら▼
【特集記事】山形県唯一の離島!飛島を巡る1泊2日の旅
8.駐車場・アクセス
酒田港では300台ほどの車が無料で駐車できます大型観光バスも駐車可能
JR酒田駅から車で約10分
日本海東北自動車道 酒田ICから酒田港まで車で約17分
詳細情報
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酒田市フェリーターミナル 駐車場
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