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【特集記事】七日町御殿堰|米沢織 布四季庵|250年の歴史を持つ伝統工芸のアンテナショップ
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ホシママ
旦那さんのUターン転職を機に家族で山形へ移住しました。 山形の人・自然・食に魅了され、今ではすっかり虜になっています。 県外の多くの方に山形の魅力を知っていただけるよう頑張ります! また、「山形の暮らしをより豊かに」をテーマに【やまがたぐらし】(https://fullpokko.com/)という個人ブログも運営中です。 今後も様々な角度で山形の情報を発信していきます。

山形市の旧跡「御殿堰(七日町)」の特集第5弾!
ということで、今回は「米沢織 布四季庵(ふしきあん)」について紹介したいと思います。
スタッフの佐藤さんにおすすめ商品や人気の商品についても伺ってきました(^-^)
1.布四季庵とは
山形市の中心地を流れ、400年ものあいだ人々の生活に寄り添ってきた「山形五堰」の一つ「御殿堰」。
2010年に「水の町屋 七日町御殿堰」として再整備され、市民や観光客の憩いの場となっています。
その御殿堰の2階に、今回紹介する米沢織のアンテナショップ「米沢織 布四季庵」があります。
布四季庵という名前は上杉謙信公の法号「不識庵」からきているそうです。
米沢織は約250年前に第9代米沢城藩主上杉鷹山公の殖産興業の一つとして始まりました。
米沢は日本最北の織物の産地であり、着物地、洋服地、ショール、じゅうたんなどが作られています。
先染といって、糸を染めてから柄を織り上げていくのが特徴です。
また、伝統工芸品に指定されている「置賜紬」は山形の県花でもある紅花などの草木染や絣の技法で織られたものがあります。
2.お店の外観
布四季庵の店舗は御殿堰の2階にあります。
御殿堰の入り口に2階へ続く階段があるので、そちらをご利用ください。
階段を上って手前から2店舗目のお店が布四季庵となります。
今回は7月にお伺いしましたが、爽やかなデザインの浴衣が出迎えてくれました。
朝顔の柄が夏らしいですね(^^)
3.店内の様子
店内の様子です。
店内には着物をはじめ、巾着やがま口の小銭入れといった普段使いの小物も並んでいました。
和物の他にも洋服やトートバッグといった商品も揃っているので、幅広い年代の方が楽しめるかと思います。
お店の奥には一際目を引く米沢織の着物も。
その優しい色合いにしばらく見とれてしまいました(^-^)
そして、その下に並ぶ反物も鮮やかで続けて見入ってしまいました(>_<)
自然の染料を使った「草木染」から生み出される豊かな色彩。
おちついた優しさの中にある力強さ。
そんな不思議な魅力を感じました。
中々反物にまで手が出せないという方には、はぎれもおすすめです。
後ほど紹介しますが、こちらも布四季庵では人気商品となっているとのことでした(^-^)
4.布四季庵のおすすめ商品 2選
ここからは布四季庵のおすすめ商品を紹介したいと思います!
観光客の方はもちろん、県内の方にも使っていただきたいラインナップとなっています(^-^)
①羽越しな布
羽越しな布(うえつしなふ)は山形(羽前)と新潟(越後)の県境の地区でシナの木の皮から糸を作り織り上げられたもの。
その手業で織られた布は貴重な文化遺産として伝統工芸品にも指定されています。
縄文時代から使われていた素材で、日本の古代布の1つとなっています。
バック、眼鏡ケース、帯などの商品があり、ブローチなどの手軽に使える小物が人気だそうです。
涼しげな素材で、これからの暑い季節にピッタリですね。
ちなみに、布四季庵の入り口にある暖簾もしな布です(^-^)
②桑茶
どうして布四季庵で桑茶?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、着物の原料となる蚕のエサが桑の葉なんだそうです。
白鷹町の養蚕農家だった方から桑の葉を分けてもらい、パウダー状にしてお湯に溶くだけで飲めるようにした粉末茶。
桑の茶には糖の吸収を抑える成分が含まれているといわれており、健康維持のためにもおすすめです。
ノンカフェイン、無農薬なので妊婦さんやお子様も安心していただくことができます。
料理にも利用でき、この商品目当てに来店される方もいるのだとか(^-^)
5.布四季庵の人気商品 2選
①米織小紋
米沢織の「細番手、先染め、紋織り」の特長を活かし、日本古来の小紋柄を織で表現した新たなブランドである「米織小紋」。
先染め細番手の糸を使用し、高密度な紋織りが特徴となっています。
日本古来の小紋柄と伝統色を組み合わせ、現代のライフスタイルに調和する和のアクセントとなるアイテムが揃っています。
晒(さらし)よりしっかり、帆布(はんぷ)より柔らかい素材ということで、日常生活に取り入れやすい商品となっています(^-^)
②はぎれ
先ほど紹介したはぎれも布四季庵の人気商品となっています。
お求めやすい価格になっており、小物を作ったりパッチワークなどに使用する方が購入するそうです(^-^)
6.米沢織に挑戦!? 体験コーナー
布四季庵にこんな体験型のコーナーがありました!
その名も「ておりちゃん」。
実際の手織り機よりかなり小さいですが、実際に布を織ることができます。
織物がどのようにできあがっていくのかを体験できるので、小さいお子さんにおすすめです。
もちろん大人の方も楽しめるかと思います。
このておりちゃん、何と購入もできるそうですよ(^-^)
7.最後に
最後に布四季庵さんからメッセージをいただきました。
「聞いたことはあるけれど意外と知られていない「米沢織」。
身近に触れて身に着けていただきたいと思っております。」
詳細情報
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米沢織 布四季庵
山形県山形市七日町2-7-6
023-615-0233023-615-0233
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