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【特集記事】シェルター インクルーシブプレイス「コパル」|すべての子ども達が楽しめる山形市南部児童遊戯施設がオープンしました
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ホシママ
旦那さんのUターン転職を機に家族で山形へ移住しました。 山形の人・自然・食に魅了され、今ではすっかり虜になっています。 県外の多くの方に山形の魅力を知っていただけるよう頑張ります! また、「山形の暮らしをより豊かに」をテーマに【やまがたぐらし】(https://fullpokko.com/)という個人ブログも運営中です。 今後も様々な角度で山形の情報を発信していきます。
2022年4月18日、山形県山形市に新たな児童遊戯施設「シェルター インクルーシブプレイス コパル」がオープンしたので早速お邪魔してきました。
3つの柱を掲げ、『すべての子どもたちが「生きる力を育む、未来の遊び場」』を目指しています。
①生きる力
好奇心や感性を大事にし、自ら考える力を育てます
②インクルーシブ
その人らしさを尊重し、ともに遊び、学ぶ環境をつくります
③地域共生
山形の自然と文化に触れながら、地域みんなで交流の場を築きます
1.シェルター インクルーシブプレイス コパルとは?
4月18日にオープンを迎えた山形市南部児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイスコパル」、通称コパル。
性別や年齢、人種や国籍、障がいの有無などを超え、異なる背景や特性を持つ子どもたちがともに遊べる「インクルーシブ」な遊び場となっています。
こちらが「コパル」の外観です。
正面から見ると稜線に沿うように屋根が造られ、自然との一体感を感じられます。
敷地内には「おおがたゆうぎじょう」やバスケットボールなどのスポーツが楽しめる「たいいくかん」、水遊びや遊具が並ぶ「5つのひろば」など、子どもにとっては大興奮間違いなしの夢の国が広がっています。
館内、屋外共にスロープが整備され、車椅子をご利用のお子さまもたっぷり楽しむことができるんです。
それでは、フロアごとに詳しく施設の紹介をしていきます!
2.1Fエリアの紹介
①エントランス
入り口の様子です。
まず目に飛び込んでくるのが、正面に広がるドーム型の「たいいくかん」!
子ども達にとっては入館と同時に走り出したくなっちゃうやつです。
「たいいくかん」の存在感がものすごいのですが、受付での手続きも忘れないようご注意ください(^^)
子ども心をくすぐるたくさんの仕掛けが散りばめらたコパル。
下足箱には小さなトンネルがあるんですが、こちらをくぐると…。
隠れコパルを発見!
実はこれ、「コパル」のロゴを模したキャラクターたちなんです。
隠れコパルは館内の様々な場所に隠れているので、ぜひ探してみてくださいね。
②たいいくかん
エントランスのすぐ正面に広がるのが、大きな大きな「たいいくかん」!
バスケットボールをはじめ、積み木やボール、卓球やバドミントンなど、様々な遊びを体験できます。
倉庫の中を見せていただきましたが、子ども達が大好きな遊具がたくさんありましたよ(^^)
「たいいくかん」を臨むようにギャラリーも整備されているので、子どもの様子もしっかりと見守ることができます。
ギャラリー以外の場所(周囲のスロープなど)からも「たいいくかん」が見えるので、兄弟が別の場所で遊んでいても安心です。
こちらは有料で専用使用(貸切)も可能とのこと。
日中は保育園や幼稚園、夜はスポ小や子ども会イベントなどでも使用できるので、詳しくは施設にお問い合わせください。
③おおがたゆうぎじょう
入り口から向かって右側に広がるのがこの「おおがたゆうぎじょう」です。
こちらも、子ども達が見たら感情を大爆発させて飛び出していくのが目に浮かびますね(^^)
階段を使ったり、はだしで坂道を駆け上ったり、車椅子のお友達はスロープを利用して…、と、子どもの成長や自分の力に合わせて遊べるように工夫されています。
反対側の奥から見た様子です。
右手前のネットには上がることが出来、歩いたり飛び跳ねたりして楽しめます。
高さがあり、しかも不安定なのでスリル満点です!
このネットの下にはトンネルをくぐって入っていくこともできます。
このスペースは海の底をイメージした、少し暗めの落ち着いた場所になっています。
また、坂の下にはハイハイエリアもあります。
おもちゃケースのイスで仕切られているので、小さなお子さまも安心して遊べますね。
このエリアには木球のボールプールをはじめ、木の温もりが感じられるおもちゃがたくさん!
パステルカラーの可愛らしいおもちゃは、一緒に遊ぶママのテンションも上げてくれること間違いなしです。
④としょコーナー
身体を使ってダイナミックに遊んだあとは、親子でまったり読書タイムはいかがでしょうか?
(というか、どこかで休憩しないときついですよね(^^;))
「たいいくかん」のすぐ近くには「としょコーナー」があります。
本棚に並ぶ本の数、なんと1,000冊以上!
きっとお気に入りの一冊が見つかるはずです。
イスやテーブルもあるので、ゆっくり座りながら読書タイム。
こちらのイスは手作りだそうで、置く方向で高さが変わります。
これ、おもしろいですね!
⑤えいぞうとおとのへや
「たいいくかん」の北側にある「えいぞうとおとのへや」。
一見すると普通の部屋に見えますが、中では映画や音楽、デジタルアトラクション(有料)が楽しめます。
壁と床面いっぱいに映し出される映像。
サッカーやクイズなどのゲーム、映像を通した四季を感じる体験ができるそうです。
この部屋もかなり気になりますね!
普段は辛いと感じるリハビリが、映像を見ながら壁にタッチしたり、声の大きさで映像が変化したり…、と、遊びながら楽しく体を動かすことができます。
⑥ものづくりのへや
隣の「ものづくりのへや」では、自由に楽しくものづくり体験ができます。
絵をかいたり、色々な素材で思いを形にしたり…。
想像力豊かな子ども達から、どんな作品が生み出されるのか楽しみですね(^^)
3.2Fエリアの紹介
①2Fへのスロープ
2階(おおがたゆうぎじょう)へ続くゆるやかなスロープにも、子ども達が喜ぶ仕掛けがたくさん!
「たいいくかん」をぐるりと囲むように全面がガラス張りとなっているので、青空や遠くにそびえる蔵王連峰の景色が最高でした。
「あの山、なーに?」の案内板もあるので、天気が良い日には是非見つけてみてくださいね(^^)
そして、手すりの形が特徴的でこれまたおもしろい!
木球が散りばめられているのですが、これらの木球は動かして遊ぶことができるんです。
こういうおもちゃが好きな子は無限に遊べそうですね!
大人の私でも楽しめました(^-^)
スロープの低い位置には照明もあるんですが、
触れてビックリ!
柔らかく安全な造りとなっていました。
むしろムニムニ触感なので、こちらも子ども達のおもちゃになりそうです。
スロープの途中には「たいいくかん」の様子を眺めることができる覗き穴も。
流石コパルさん!
スロープもただ上り下りするだけでは終わらない、子ども達の心をくすぐる誘惑だらけの場所となっていました(^^)
②木琴ベンチ
スロープを上りきると、休憩用のベンチが2つ。
と思っていたら、なんか変な棒が2本ぶら下がっている…。
勘のいい方はもうお分かりでしょうか!?
実はこのベンチ、「木琴」になっているんです!
これもまたおもしろい!
そして良く思いつきますよね(^^;)
通常の木琴のような音階はありませんが、1つ1つ音や高さが違うので自分だけのメロディーを奏でることができます。
おそらく座ってゆっくりは難しいと思いますので、お子さんと一緒に楽しんじゃいましょう!
③トンネル
木琴ベンチの奥には、かくれんぼにぴったりの木のトンネルが。
中に入って、丸い穴から顔を出すこともできます。
頭をごっちんしないようにご注意ください(^^)
スロープのゴールは、先ほど紹介した「おおがたゆうぎじょう」となっています。
ここまでずっとスロープなので、車椅子でもぐるりと回ることができます。
4.屋外エリア
コパルでは、館内だけでなく屋外でも思いっきり遊ぶことができます!
①広場
屋外には「つきのひろば」、「たにのひろば」、「ゆめのひろば」、「かぜのひろば」、「みずのひろば」の5つの広場が整備されているほか、ぶらんこや健康遊具なども設置されています。
「みずのひろば」と「ぶらんこ」は入館受付が必要ですが、その他の4つのひろばと健康遊具は受付がなくても利用できます。
コパル公式ホームページ引用
スロープが緩やかに続くので、こちらも車椅子やベビーカーで散歩を楽しむことができます。
すべり台として滑ったり、突起を掴んで登ったり…。
オープン前でまだ誰もいませんでしたが、子ども達が楽しそうに遊ぶ姿が浮かんでくるようでした。
こんな魅力的なポイントも!
子ども達の人気スポットになりそうですね(笑)
「みずのひろば」では、夏になると噴水やミスト遊びを楽しめます。
②ブランコエリア
子ども達が大好きなブランコエリア!
初めて見る形のブランコがずらり…。
ここまで様々な種類のブランコがある施設は珍しいですよね!?
コパルが目指す、「インクルーシブデザイン(障がいの有無や年齢などを問わず、みんなに合う意匠)な遊び場」が広がっていました。
手前の青いブランコは、上半身をベルトでしっかり支えてくれるので、体の不自由なお子さまも安心してブランコ遊びができます。
その隣にある黒いブランコ、親子や兄弟といった、異なる世代が向かい合って一緒に楽しめます。
どちらのブランコも、スポっと体を入れたりベルトで固定できたりするので、赤ちゃんでも楽しめそうですね(^^)
こちらの黒い曲線のブランコは、寝たまま揺れを楽しんだり、複数で横並びに座ったりすることができます。
さまざまな特性を持った子ども達が、幅広い世代と触れ合いながら遊ぶことができます。
そして、一際目を引くこちらは、車椅子でそのまま乗れるブランコ!
なんと、日本で導入するのはこの「コパル」が初めてなんだとか!
このコパルをきっかけに、山形県内、そして日本中にインクルーシブデザインの遊具やスポットが広がっていきそうですね(^^)
③健康遊具エリア
コパルを利用するには入館受付が必要ですが、県道51号線沿いにある健康遊具スペースは、受付なしで誰でも自由に利用できます。
お近くの方は朝の散歩やジョギングの際などに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
5.その他のサービスも充実です!
先ほどまでは遊具を中心に紹介しましたが、遊具以外にも子育て世代に嬉しいサービスが多く整備されていました。
①あかちゃんきゅうけいしつ
赤ちゃんのオムツ替えスペースや調乳器、個室の授乳ブースも完備されています。
もちろん、パパも利用可ですよ(^^)
②こそだてそうだんしつ
日々子どもと向き合っていると、悩みはつきないですよね。
こちらは、そんな子育ての悩みを相談できるスペースとなっています。
③更衣室・シャワールーム
屋外で遊んだあとは、服が濡れたり汚れたりする場合もあるかと思います。
そんな時にとっても助かる設備がこちら!
更衣室だけでなく、シャワー室も完備されているんです。
④カフェ
食育カフェ「little JAM」では、山形の野菜やお米、果物などを使用した安全・安心な食事をいただけます。
ガラス越しに大釜でお米を炊く様子も見学できる、何とも贅沢なカフェとなっています。
館内は大人だけ、子どもだけの入館はできませんが、屋外からの注文は施設を利用しない大人も利用可能です。
メニューはおにぎりセットから、何と嚥下食まで幅広いラインナップが揃っています。
エントランス近くの小上がりを利用したり、天気が良い日はテイクアウトで外の広場でいただいたりするのも良いですね。
6.観光案内コーナー
受付の向かいにある観光コーナには、山形の観光PR動画やパンフレットが設置されています。
家でゆっくり見るのも面白かったので、ぜひ手に取ってご覧になってください
7.駐車場
駐車場は敷地内にあります。
南側と東側と2か所から出入りできる大型駐車場です。
駐車台数は何と300台!
入り口近くには障がい者用の駐車区画も整備されています。
駐車区画にペンキを塗る「ユニバーサルペイントイベント」で完成したものだそうです。
8.基本情報
①開館時間・休館日
【開館時間】
《屋内施設》
9:00~18:00
体育館の専用使用(9:00~22:00)
《屋外施設》
9:00~18:00
(10月~3月は16:00まで)
【休館日】
毎月第2・4火曜日(祝日の場合は翌日)
1月1日
②ご利用にあたっての注意点
コパルは感染予防の為しばらくの間施設の利用を山形市民限定としており、ご利用の際は事前予約が必要となります。
「利用時のおやくそく」もありますので、詳しくは公式webサイトにてご確認ください。
詳細情報
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シェルターインクルーシブプレイス コパル (山形市南部児童遊戯施設)
山形県山形市片谷地580-1
023-676-9876023-676-9876
9.メッセージ
最後に、館長の色部さんからVISIT YAMAGATAをご覧の皆様にメッセージをいただきました。
「皆様大変お待たせいたしました!
シェルターインクルーシブプレイスコパル、ようやく完成いたしました。
インクルーシブな施設ということで、誰にとっても居心地の良い場所となるように全力で運営をしてまいります。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。」
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