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【特集記事】山形のこだわりコーヒー「蔵王の森焙煎工房」
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VISIT YAMAGATA編集部
こんにちは!VISIT YAMAGATA編集部です。 やまがた各地域のイベント情報や観光スポットなどのまとめ記事を定期的に発信しています。 また知る人ぞ知るやまがたのディープな情報もご紹介しています。
霞城公園を散策した帰りに見つけた「蔵王の森焙煎工房」
お店の扉を開けるとコーヒーの香ばしい香りと、オシャレなご主人が迎えてくれました。
いつもの家カフェをより楽しむ為に、美味しいコーヒーの淹れ方や豆の違いなどを教えて頂きました。
週末はおいしいコーヒーを飲んで、ゆったりと過ごしませんか。
◆蔵王の森焙煎工房とは
2015年11月にオープンしたコーヒー豆&Cafeのお店「蔵王の森焙煎工房」旅篭町店。
ご主人とコーヒーとの出会いは、20年程前にご友人に頂いたフレッシュな焙煎コーヒーだったそうです。
その美味しさに衝撃を受け、そこからコーヒーの魅力に引き込まれていったのだとか。
元々は蔵王ペンション村で「ポテト」というペンションを経営されていたご主人、ペンションならではのアットホームな雰囲気が漂う店内はとても落ち着く空間です。
お店にはストレートコーヒーの他、ポテトの名前がついたブレンドコーヒーが並びます。
豆の販売がメインですが、店内でコーヒーも頂けるんですよ。
おいしいコーヒーを自宅でも楽しめるようにとコーヒー教室なども行っているそうです。
◆出会いは一杯の珈琲から・ ・ ・ 。
●コーヒーが結ぶ出会い
店内に入って目に留まったのは、「出会いは一杯の珈琲から・ ・ ・ 。」と書かれた文字。
素敵な言葉ですよね。
お客様との出会いを大切にしているご主人から生まれた言葉。
1杯のコーヒーがめぐり合わせたものって、どんな出会いだったのでしょうか。
初めて入ったカフェで店主と会話を楽しむことってなかなか出来ませんよね。
今はスマフォを片手に黙ってコーヒーを飲む人がほとんど。
でもペンションならではなのか、コーヒーを通してお客さまとの会話も弾み、店主とお客様そしてお客さま同士が話に花が咲くことも。
中にはペンションでの出会いがきっかけでご結婚された方もいらしたそうです。
1杯のコーヒーから生まれる出会い、何ともロマンチックです。
●出会いは今も続いて
実はこのお店にも大きなテーブルが1つあり、ここでコーヒーを頂くことができます。
少スペースなので、知らないお客さま同士が同じテーブルでコーヒーを頂くこともしばしば。
私が伺った時も3人のお客さまがいて、一緒にコーヒーを頂きました。
いつの間にか私も会話に参加して、楽しい時間を過ごしました。
旅の途中に立ち寄れば、地元の人たちと触れ合えて生の山形弁を聞けるかも!
◆家カフェを楽しむ
●お試しをするならこれがおすすめ!
自分好みがわからない時は、おすすめを店内で味わってから考えてみるのも良いかもしれません。
あるいはお得なブレンドコーヒーのセットを購入して、家で試してみるのもおススメです。
とりあえずお試ししたい人は、「オリジナルブレンドドリップパック5種セット」650円(税込)。
家族で試すのであれば、「ブレンド5種お試しセット100g×5種」3,000円(税込)がおすすめです。
●ブレンドコーヒー6種
気軽にコーヒーを楽しむならブレンドコーヒーがオススメです。
すべてポテトの名前が付いているので、どうしてかと思ったらペンション名「ポテト」に由来しているそうです。
【①ポテトブレンド】
使用豆:ブラジル・ガテマラ・コロンビア
焙煎:ミディアムロースト
特徴:香り、甘み、苦み、コク、バランスのよい飽きのこないコーヒー
価格:100g 594円/200g 972円
=====================
【②男爵ブレンド(有機栽培ブレンド)】
使用豆:アンデスマウンテン他
焙煎:ハイロースト
特徴:ほのかな甘みとすっきりした苦み
酸味の少ないコーヒー
価格:100g 648円/200g 1,188円
=====================
【③メークインブレンド】
使用豆:エチオピアモカ 他
焙煎:シナモンロースト
特徴:甘みを伴った柑橘系の酸味、独特の香り
男爵野村おすすめコーヒー
価格:100g 648円/200g 1,188円
=====================
【④きたあかりブレンド】
使用豆:キリマンジャロ 他
焙煎:シティロースト
特徴:甘みを伴った苦み、コク
チョコフレーバーの香り、夕食後に最適
価格:100g 594円/200g 972円
=====================
【⑤インカのめぐみブレンド】
使用豆:マンデリンG1concordia 他
焙煎:フルシティロースト
特徴:力強いボディ、かすかにレモンの酸味、独特のコクと苦みのコーヒー
価格:100g 648円/200g 1,188円
=====================
【⑥蔵王の森ブレンド】
使用豆:フルッタメルカドン 他
焙煎:ハイロースト
特徴:令和2年1月、コーヒーマイスター資格を取得した当店スタッフの山形大学女子大学生chikaさんが考案したブレンドです
価格:100g 810円/200g 1,512円
=====================
※価格は税込みです。
◆おいしいコーヒーの淹れ方
早速家カフェを楽しむ為に、おいしいコーヒーの淹れ方を教えて頂きました。
今回は一般的な「ペーパードリップ」をご紹介します。
<まずは分量から!>
<コーヒー1杯分(コーヒーカップ150ml)の場合>
●コーヒー 15g
●お湯(適温85℃)
●湯 150ml
※2人分【300ml(30g)/3人分(約40g)】
<お湯の注ぎ方>
①真ん中からお湯を注ぎます。
②全体にまんべんなくお湯を注ぎます。
③30秒ほど蒸らします。
ぷっくりと膨らんでいますね。
これは豆が新鮮な証拠です。
④・⑤壁には注がず、中心からゆっくり「の」の字を描くように注ぎます。
⑥うまくコーヒーを描出できると真ん中にくぼみができます。
⑦あとは温めたコーヒーカップに注いで飲みましょう。
<ポイント>
●コーヒーは新鮮さが勝負。
●賞味期限は焙煎した日から2~3ヶ月が目安です。
※時間が経つと酸化が進み、後味が悪い酸味を感じます。
<保存方法>
●ゴムパッキンの付いたガラス容器やジップロックに入れて保存するのがおすすめです。
<一言アドバイス>
●お湯の温度の目安
沸騰後、1分程度経過したお湯の温度が約85℃と思われます。
新鮮なコーヒー豆は蒸らしで充分に膨らみ香りいいものです。
ブラックで飲んでも酸味が柑橘系のすっきりしたさわやかになります。
ぜひ試してみてくださいね。
◆奥深いコーヒーの世界。
いつもはインスタント派の方も、こだわりのコーヒーを飲むとその魅力に引き込まれてしまうかもしれません。
焙煎の違いによって味はどう変化するのか、ストレートとブレンドってどう違うのか教えて頂きました。
●焙煎について
焙煎(ロースト)とは、豆を炒ることです。
焙煎することで、豆に含まれる成分が化学変化を起こし、素晴らしい香り、苦み、酸味、甘みといった風味が出ます。
焙煎度は全部で8段階あり、浅煎りだと酸味が強く深煎りだと苦くなるそうです。
その豆の特性にあった焙煎をすることで、香り良く美味しいコーヒーができるそうです。
焙煎度合でそのコーヒーの味が決まるとしたら、焙煎はお店の色みたいなものでしょうか。
【浅煎り】
<ライトロースト>
● うっすらと色がつき始めた程度です
●コクや香りがまだ不十分な状態です
<シナモンロースト>
●さっぱりとした味わいです
======================
【中煎り】
<ミディアムロースト>
●豆は茶褐色に変化します
●アメリカンタイプの軽い味わいです
<ハイロースト>
●喫茶店や家庭用のレギュラーコーヒーはこの状態が多いです
●一般に中深煎りとも呼ばれます
●酸味・苦味・甘みのあるマイルドな味わいです
=====================
【深煎り】
<シティロースト>
●色はコーヒーブラウンに変化します
●北欧、ニューヨーク、日本でもよく飲まれています
●上質の酸味とコクのある味わいです
<フルシティロースト>
●色はダークブラウン。中南米でよく飲まれています
●アイスコーヒー用にはこの状態が適しています
●さっぱりとした苦味と深いコクのある味わいです
<フレンチロースト>
●カフェ・オ・レなど、ヨーロピアンタイプのアレンジメニューに適しています
<イタリアンロースト>
●色は黒に近いです
●エスプレッソやカプチーノに適しています
●ストレートコーヒーとブレンドコーヒーの違い
●ストレートコーヒー
ストレートという名前の通り、1種類の豆だけを使用したコーヒーです。
ストレートは味の特徴がはっきりしていて、個性が強いそうです。
色々試して、味の違いを感じてみたくなりました。
●ブレンドコーヒー
ブレンドはメインの豆の特徴を活かしつつ、調和のとれた味に仕上げたコーヒー。
ブレンドの配合もやはりお店の特徴を表す色ですね。
ちなみに毎日気軽に飲むコーヒーはブレンドがオススメとのことです。
ストレートもブレンドもどちらが良いという事はなく、やはり好み。
色々試して自分好みを見つけるのも楽しいかもしれませんよ。
◆コーヒーマイスターとは
日本スペシャリティコーヒー協会が主催する「コーヒーマイスター」という資格があります。
これはコーヒーに対するより深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことで、わが国では初めての認定資格ということです。
このお店でも店主の野村さんと山大生のchikaさんが認定資格を得ています。
◆コーヒーマイスター Chikaさん
Chikaさんとコーヒーの出会いは、受験勉強中にリフレッシュするために飲んでいたコーヒーがきっかけだそうです。
お母様がコーヒー好きだったこともあり、次第にコーヒーの種類や味わいが気になり始めたそうです。
大学生になり自分なりに本などでコーヒーを勉強し始めた時に、偶然入ったこの店でアルバイトをすることに。
この縁も「出会いは1杯の珈琲から・・・」だったのかもしれませんね。
今年コーヒーマイスターの資格を取得し、さらに勉強を重ねているChikaさん、将来はコーヒー豆を扱う商社に勤めていつかカフェを経営してみたいのだとか。
将来が楽しみですね。
● Chikaさんオリジナルブレンド
~蔵王の森ブレンド~
Chikaさんが作った初めてのブレンドコーヒー。
「蔵王の森ブレンド」はどんなコーヒーなのか、実際に味わってみました。
「フルッタ メルカドン」(フルーツ市場)という豆をベースに、ショコラ・トロピカルマウテンを加えたブレンドコーヒー。
まず一口飲むと爽やかなフルーツの酸味が感じられ、そのあとにチョコレートのような甘みとコクを感じました。
チョコレートとの相性も抜群で、プレゼントにも喜ばれそうなコーヒーです。
◆コーヒー教室
~家でも美味しいコーヒーを!~
●旅篭町店
教室では、コーヒーの基礎知識、コーヒー豆の見分け方、おいしいコーヒーの淹れ方(ペーパードリップ)を指導、そして、特徴のある数種のコーヒーを試飲することができます。
日程:随時
時間:ご相談に応じます。
所要時間:1時間
料金:1,000円(税別)
定員:6名様で締切
※要予約
詳しくは公式HPをご覧ください。
【公式HPはこちらをクリック】
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
おいしいコーヒーを飲むと、ほっとして幸せな気分になりませんか。
春になり桜の花が満開になる頃、霞城公園は一段と美しさを増します。
山形市の中心地は歴史的な建物も多く、散歩をするには最適です。
蔵王の森焙煎工房ではテイクアウトも出来ますよ。
おいしいコーヒーを手に、春の山形を楽しみませんか。
詳細情報
-
蔵王の森焙煎工房 旅篭町店
山形県山形市旅篭町1丁目9−13
023-679-2777023-679-2777
●かみのやま温泉駅前店
旅篭町店のほか、かみのやま温泉駅前店もあります。
ブレンド5種、ストレート15種、ご用意しております。
ハンドドリップでの珈琲提供の他、ランチ、スイーツも充実しています。
詳細情報
-
蔵王の森焙煎工房 かみのやま温泉駅前店
山形県上山市矢来1丁目2−1
023-616-5655023-616-5655
◆近くのおすすめ観光地
●【まとめ】まずはココから!山形駅近くで楽しめるスポット9選
山形市中心市街地の観光スポットをまとめた特集です。
山形市内も歴史的な建物や、大きな公園など空いた時間に行きやすい観光スポットがあるんですよ。
蔵王の森焙煎工房も霞城公園正門から徒歩5分と好立地、霞城公園散策と合わせて立ち寄ってみるのもおすすめです。
詳しくは詳細情報をクリックしてくださいね。
詳細情報
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まずはココから!山形駅近くで楽しめるスポット9選
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