蔵王や雁戸の山々を源とする馬見ヶ崎川は丘陵地に河岸段丘を、そして防原を基点として扇状地を形成しました。
一方で段差と屈曲が大きく、浸透性が強いため山形市街を中心として豪雨による洪水にしばしば見舞われました。
緑町や滑川住宅は強固な堤防を作るため*浚渫(しゅんせつ)した川床の土砂を利用して埋め立てられた場所です。

馬見ヶ崎川といえば秋の風物詩「芋煮会」で賑わうところ！
毎年9月に行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」では、直径6メートルを超える大鍋と移動式クレーン仕様機・バックホーを使用し芋煮をつくります。
そのダイナミックな光景は一見の価値ありです。

*浚渫(川底の土砂やヘドロを取り除くこと)