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【特集記事】山形冬のB級グルメの王者「あじまん」|冬のおやつはこれで決まり!!!

ホシママ

ホシママ

旦那さんのUターン転職を機に家族で山形へ移住しました。 山形の人・自然・食に魅了され、今ではすっかり虜になっています。 県外の多くの方に山形の魅力を知っていただけるよう頑張ります! また、「山形の暮らしをより豊かに」をテーマに【やまがたぐらし】(https://fullpokko.com/)という個人ブログも運営中です。 今後も様々な角度で山形の情報を発信していきます。

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山形の冬のB級グルメの王者「あじまん」。
今回はあじまんの魅力を徹底調査してきました!

一般公開していない工場の様子なども紹介しています。
今年も冬のおやつはあじまんで決まりです!!!

1.山形の冬のB級グルメの王者「あじまん」

山形の冬の訪れを知らせる嬉しい風物詩「あじまん」。

全国的には大判焼き・今川焼き・回転焼きといった名称が一般的ですが、山形名物「あじまん」はモチっとした薄皮にたっぷり詰まったあんこが特徴的です。

その歴史は古く、創業は1965(昭和40)年と55年以上も前!
半世紀以上も愛され続ける山形のソウルフードとなっています(^-^)


※公式ホームページより引用

あじまんは、佐藤社長の両親がスーパーマーケットの店頭で大判焼きを販売したのが始まりだそうです。

自家製のあんこなどが話題を呼び、1980(昭和55)年からは『あじまん (味が自慢のまんじゅう)』としてチェーン展開を開始しました。

10月~4月の冬季のみの営業ですが、山形の冬の風物詩として長年愛されています。
※開始・終了は年度毎に異なる場合があります

シーズン中は、スーパーやホームセンターの入り口に設置されるプレハブ店舗には行列ができることもしばしば…。
筆者も子どものおやつや買い物の休憩など、理由を見つけてはお世話になっています(^-^)

現在は山形県内の約80店舗を始め、東北各県や東京・千葉などの関東地方、福岡や大分などの九州地方に約300店舗のお店を出店しています。

「あじまん」の名前が全国を席巻する日も近いかもしれませんね(^-^)

2.あじまんの工場に潜入!

今回は売上げの約半分を占めるという主力商品の「あんこ」を製造している工場に潜入してきました!
あの甘さ控えめの風味豊かなあんこは、どのように作られているんでしょうか?

お邪魔した「株式会社あじまん」の本社と併設する工場がこちら。。。

奥に見える1階建ての建物が工場となります。
もうこの時点で付近一帯に食欲をそそる香りが漂っているんですよ(≧-≦)
入る前から期待が膨らみます!

手袋やデリカネット・消毒等々、万全の準備をして、いざ入り口の扉を開きます!
まず目の前に飛び込んでくるのがこちらの4台の装置。

水洗いしたあずきをを煮る装置です。

「こんなに大きな機械が4台も?」と思ったんですが、ちゃんと理由がありました。
製造部の小関課長に伺ったところ、1日に使用する小豆の量はピーク時でなんと約1,700キログラム!

1つ1つのあじまんは手のひらサイズですが、その販売量の多さが伺えます。
※小袋販売分も含みます

こちらが煮る前の小豆。

創業以来使用しているという北海道十勝産小豆を100%使用。
無添加で甘さ控えめなので、小さいお子さんでも安心していただくことができます(^-^)

あじまんで使用するあんこは「つぶあん」のみ。
小豆の皮に含まれる栄養素や、薄皮生地との食感の相性をずっと大事にしているんだそうです。

こちらは煮あがった小豆を練り上げる機械に移している様子。

この時に立ち上がる湯気と室内に広がる小豆の香りがたまりません(≧-≦)

そしてこの大量の湯気を見て筆者、1つ思い出しました。
天童の13号線を車で走っていると、こーんな風に湯気が黙々と出ている光景を見たことはありませんか?
(下の写真右側)

筆者、何回か「すごい湯気出てるなぁ」と思った記憶があったんですが、なんとあじまんの小豆を煮るときに出る湯気でした!
思いがけないアハ体験!!!
今後はこの光景を見る度にあじまんが食べたくなってしまいそうです(笑)

さてさて、練り混ぜ工程が終わった後は包装に移ります。
出来上がったあんこを機械に投入すると、

包装されたあんこが出てきます。

次々と完成するあんこたち。
なんだか、永遠に見ていられそうです(^-^)

シンプルな工程ですが、「昔ながらのこだわりと熟練の職人が味を決めている」と工場責任者の小関課長。
豆の食感を味わえるよう、粒をつぶさないように調整しているそうです。

また、糖度などにも細心の注意を払い、気温、湿度に加え、小豆の状態も考慮しながら煮る時間も調整しているとのことでした。

最後に、出荷前の倉庫も見せていただきました!

いやぁ、圧巻ですね。
これだけの量があっても、あっという間に捌けていくそうです。

3.あじまんの魅力的なメニューと食レポ

あじまんのメニューは、シーズンを通して販売する「①通常商品」と、季節や各シーズンごとに販売される「②期間限定あじまん」の2つとなっています。

種類は決して多くはないですが、その美味しさは正に一騎当千!
少数精鋭のラインナップとなっています(^-^)

①通常商品

【あじまん(つぶあん)】

あじまんの不動の人気メニュー「つぶあん」。
このあんこのギッチリ具合を御覧ください!

あの可愛らしいフォルムの中に、こんなに頑張ってあんこを詰めていたのかと思うと、もう愛おしささえ感じてしまいます。
創業以来変わらずに北海道十勝産の「エリモショウズ」を使用。

甘さ控えめで濃厚な小豆の味と風味は、長年変わらない山形の故郷の味となっています。
そしてこの薄い皮もあじまんの魅力!
絶妙なつぶあんの食感との相性はこれ以上ない程に抜群です(^*^)

【あじまん(カスタードクリーム)】


※公式ホームページより引用

我が家の子ども達の間ではダントツの人気を誇るカスタードクリームあじまん。
こちらもカスタードクリームがぎっちりと詰まっています。
厳選された卵と牛乳を使用しているオリジナルのカスタードクリーム、やみ付きになっちゃう美味しさです。

【たこ焼 たこポン】


※公式ホームページより引用

実はリピーターが多いというこちらのたこポン。
筆者もヘビーローテーションさせていただいてます(^-^)

5コ入りで250円(※2023年10月現在6コ入りで300円)と、値段も量も丁度いいんですよね。
そして、当日処理しているという新鮮キャベツや大きなたこ、特製の生地とオリジナルソース。。。
まだ味わったことがない方は是非お試しください。

②期間限定あじまん

あじまんは、通常商品の他、月替わりやシーズン毎の限定メニューが販売されます。
※期間は対象店舗、対象地域によって異なります

これがまたどれも美味しいんですよねぇ(≧-≦)
今回特別に、2021年2月に山形で土・日・祝日限定で販売される「もっちりおさつあじまん」を頂いてきました!
※取材は2021年1月に実施

まずはこちらを御覧下さい!

熊本県への初出店記念として、山形のローカル番組「どよまん」とのコラボで誕生したメニューです。
熊本県の郷土料理「いきなり団子」を彷彿させるあじまんに仕上がっています。

中の餡には阿蘇山麓の火山灰土壌で育った良質なさつまいもを使用。
とろ~りとした濃厚な味わいのさつまいもあんがたまりません(>_<)

もっちりとした食感とごまの風味が香る生地との相性も抜群でした!
ちなみに、このもっちり感、タピオカを生地に練り込んでいるとのことです。

これ、控えめに言ってやばいですよ…。
売り切れ必至のおいしさです(≧-≦)

また、こちらは「特殊詐欺防止キャンペーン」として山形県警等と協力して開発したという「よもぎあじまん」。
2021年3月6日(土)〜3月28日(日)土日祝日限定で販売されます。

生地のよもぎの風味が際立つあじまんとなっています。
試食の際に温かい緑茶といただいたんですが、緑茶との相性はNo1のあじまんでした(^-^)

その他にも、既に山形では終了となってしまいましたが「チョコバナナあじまん」や

※公式ホームページより引用

「黒ごまクリームあじまん」も販売されました。


※公式ホームページより引用

販売開始直後にいただきましたが、どれもリピート必至のおいしさ!
毎年どんな限定メニューが発表されるのかというのも、山形の冬の楽しみの1つですね(^-^)
※価格は取材時のものです

4.あじまんは店舗で出来立てが一番!

あじまんはやっぱり出来立てが一番!
ということで、工場見学の後はそのまま近くのホームセンターに直行です(^-^)
あじまんは、スーパーやホームセンターの入り口付近にプレハブ店舗が設置されています。

お値段はそれぞれこちらのとおり(税込)。

・あじまん 1コ 120円
・たこぽん1箱(6個入りソース1個付) 300円
・十勝あん 1袋 430円

※値段は2023年10月現在


※写真に表示されている価格は取材時のもの

お手軽なのでいつも買ってしまうんですよね(^^;)

店舗ではあじまんの実演も見ることができます。
今回、ベテラン販売員の武田さんに実演していただきました!

まずは鉄板に生地を並べていきます。

そして、専用の餡棒と餡ベラで餡を載せていきます。

それにしても、餡の量がすごいですね (笑)

「これ、蓋しまるのかな…。」と、こちらが心配になる程…。
でも御安心ください、これがあじまんの魅力なんです(^-^)

大判焼きの餡は50グラム程度が一般的なんですが、あじまんに関してはその量なんと約75グラム!!!
このボリュームと薄皮&つぶあんのバランスが絶妙なんですよね(≧-≦)
(そして甘さも控えめなので何個でもいけてしまうという…)

最後は蓋をしてあじまんの完成です!

5.おうちでおすすめの食べ方

ほかほかの出来立てがおいしいあじまんですが、買い物後の車の移動などでどうしてもすぐいただけない場合もありますよね?

そんな皆さんのために、冷めてしまったあじまんを美味しくいただける方法を伺ってきました!
ホームページでも紹介されていますので、是非参考にしてみてください。

※公式ホームページより引用

オーブントースターの代わりに、フライパンで両面を軽く焼くのもおすすめとのことです。

6.皆さんへのメッセージ

今回あじまんの魅力や店舗の案内をしていただいた広報担当の横山さん(写真左)より、VISIT YAMAGATAを御覧の皆様にメッセージをいただいてきました!

「コロナ禍にも関わらず、たくさんご利用いただきまして本当にありがとうございます。

私共といたしましても、美味しい商品を安心して食べていただけるように今後も邁進してまいりますので、

どうぞあじまんの商品をお楽しみいただければと思います。」

さぁ、今日のおやつもあじまんで決まりですよ!!!

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